2019.02.20

第三回 【ロス対策レポート】~「ロスを発見する、現実と感覚の差」について~

私どもはロス対策の専門会社として53年間、多くの企業様と共に成果を積み重ねてまいりました。
そこで私が長年言い続けてきたことは「ロスを出すのも防ぐのも、従業員一人一人の意識の持方次第です」という言葉です。
この「意識」をどのようにしてしっかり持つかが、重要な分かれ道になります。
まずこれは、自分自身の問題であり、自身の成長の元になるものだとも思うのです、ですからしっかりした意識を持つためには、漠然とした「感覚」では無く「現実」「真実」をしっかり見る必要があります。私は感覚と現実の違いを感じてもらうために、よくゲーム的な手法を用います。事例を紹介いたしましょう。

問題1.「ここに、1枚の新聞紙があります、これを半分ずつ26回折り曲げたとすると、その厚さはどの位になるでしょう」いかがですか?

様々な答えが出てまいります。
正解は富士山よりも高い3776m以上ですが、これが「現実」なのです。多くの方々がにわかに信じられないという反応をされますが、それが「感覚」なのです。では次の問題を見てみましょう。

問題2.「今日から毎日お金を倍々に銀行に持って行き、貯金しましょう。今日は1円、明日は2円、3日目に4円、4日目に8円、5日目16円、というようにして貯金したとすると、31日目にはいったい幾ら銀行に持って行くことになるでしょう。」これが問題です。

まず「感覚」で答えると現実との差に皆さん驚きます。正解は10憶7374万1824円でこれが「現実」「真実」です、このように感覚と現実は違うのですね。
本題に戻ってロスの問題に移りましょう、一言でロスと言っても現実にロスの種類から始まり正確に真実のロスを把握することからスタートしなくては有効な対策は打てませんね、この現実を見る目を磨くことがスタートです。

ロス額の60%以上が〝万引〟これほんと??

ロス対策を本業としてきたわが社は、これまで万引問題に頭を抱える経営者が多いことは熟知しております。確かに私が起業した当時は万引や詐欺等の不法行為者が今日より格段に多く、私自身も1日に18件の万引き犯を捕えた事もありました。しかし今日では防犯機器も進歩し、防犯意識の変化もあって、かなり少なくなっているのが現実です。
ですからロス対策の一部に万引きがあり、これからの万引対策は万引きをさせない仕組みを作ることですし、ロス対策は要因をさらに広くとらえることです。私の経験から言えることは「ロス額の多くを占めている原因は、隠されているか、隠しているロスなのです」この現実をもっと重要視すべきなのです。

次回は万引きのロス対策は、防犯カメラではなく、接客サポートカメラの運用で、
を予定しております。

株式会社エスピーユニオン・ジャパン
代表取締役 望月 守男