2024.05.26

置き引きに要注意!スーパーができる被害を食い止めるための対策とは

荷物を置いたまま席を離れたり、おしゃべりに夢中で荷物から目を離したり、袋詰めする台に財布を置いたりと、お客様のちょっとした油断が置き引きを誘発する要因となります。

こうした置き引きに対して、スーパーではどのような対策が必要なのでしょうか。

今回は置き引きに焦点を当て、スーパー側が知っておくべき対策についてロス対策専門会社が解説いたします。

*目次


置き引きとは


置き引きとは、持ち主が置いていった荷物を断りもなく勝手に持ち去る行為のことです。

飲食店やスーパー、ショッピングセンターだけでなく、公衆トイレやATM、スポーツジムなど人々が行き交う、そして駅の乗車券発売機などで発生する傾向が高いです。

また、置き引きは店内以外でも発生しやすく、例えば自転車のかごの中に荷物を置いたままとか、駐車場内で無施錠のまま買い物していたところ置き引きの被害に遭ったというケースも挙げられます。


置き引きは窃盗罪?どんな罪になるのか


置き引きは窃盗罪または占有離脱物横領罪(遺失物横領罪)のいずれかの罪に該当します。

窃盗罪は10年以下の懲役刑または50万円以下の罰金刑、占有離脱物横領罪は1年以下の懲役刑または10万円以下の罰金刑か科料に処されると刑法で定められています。

一方で、置き忘れた荷物をその場から持ち去った理由が、店員に届けるためであれば罪に問われることはありません。
ただしスーパー内での忘れ物はスーパーの管理下にあるとされているので、むやみに店の外に持ち出したりすると疑われてしまいます。
お客様から預かった忘れ物は店員一人で判断せず、直ちに責任者に報告するようにしましょう。


スーパーができる置き引き対策とは


置き引きからお客様を守ることはお店のチャンスロスを減らすことに繋がります。
加えて、ストアイメージのアップにもなるのです。

防犯カメラの設置


レジ横やベンチなど置き引きが起きやすい場所に防犯カメラを設置することで、犯行の一部始終が記録され犯人逮捕に繋がります。

また、防犯カメラがあるというだけで犯罪を抑止する効果があり、置き引きを未然に防ぐことができます。

店員による声かけ


セルフレジは忘れ物が多いエリアです。
袋詰めに気を取られてお財布、キーケース、スマートフォン、購入品などを忘れてしまい被害に遭うケースがあります。

店員の「お忘れ物はございませんか?」この一言があるだけで、お客様の忘れ物を防ぐことができるので、お店全体で声かけを意識しましょう。

万引きGメンや警戒員の導入


万引きGメンや警戒員を導入することで、店員の目が行き届きにくい場所や防犯カメラの死角など広範囲にわたり置き引きの対策ができます。

当社の万引きGメンそして警戒員「HI-SAT」は創業から57年以上、万引きや置き引きなどお店のあらゆるロス原因を徹底排除してきました。
ご依頼やご相談などございましたら、実績とノウハウを持つ当社にご相談ください。


店側が忘れ物を預かる目安は一週間


落とし主から連絡が来る可能性があるため、忘れ物は店舗にて一時的に保管しておきましょう。
忘れ物の内容で判断せず、小さい物でも処分しないで保管しておいてください。
お忘れ物記録帳を用意しましょう。
勝手な判断で取り返しのつかないトラブルに繋がる恐れがあります。

お客様からの届出があった場合は、その方の住まいと電話番号等を記録しておきましょう。

保管の目安は一週間程度。
最終的には警察へ届けます。

ただし、財布やスマートフォンなどの貴重品は店舗で保管せず、すみやかに警察へ連絡しましょう。


置き引きが発生しない店舗運営を目指そう


置き引きはお客様だけでなくスーパー側にも大きなダメージを与えます。

今回ご紹介した対策を参考にして、置き引きが発生しない安心できる店舗づくりに取り組んでみてください。