2024.05.24

なぜする?万引き犯の手口と理由を3ケースご紹介

“万引き”は日常的な買い物の場で見過ごされがちな問題ですが、実際には深刻な社会問題です。
店舗や小売業者にとって万引きによる被害は年間数億円にのぼり、その損失は価格に転嫁されるため、消費者全体にも影響を及ぼします。

万引き犯は万引きをなぜするのでしょうか?
実はこの行動には様々な心理的、経済的、そして社会的な背景が存在しますが、一口で表現するなら自分だけ良ければとの「利己的」な思考、「誰も見ていないから」、加えて万引きしている現場を見て真面目な買い物がバカバカしくなった等の理由が大半です。

今回はGメンが暴いた万引きの手口とその理由についてまとめていきますので、この記事を通じて万引きをする人々の心理やその行動の背後にある理由を理解し、防犯対策について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

*目次


なぜする?万引きの手口と理由:ケース① 50代 男性


では1つ目のケース。
万引き犯は50代男性。一人暮らしで現在生活保護を受けている方とのこと。

手口は狭い通路で商品を続々とマイバッグに入れていくといったものでした。
ちなみに万引きした商品はお茶、健康飲料、タケノコ、ヒジキ、柿の種など合計15点の1,590円です。

以下、Gメンと万引き犯のやりとりになります。

G:「これはどうなされました?」
男:『ええ、ちょっとあの、お会計するのを忘れました』
G:「お金なかったんですか?」
男:『いや、あったんですけど、残りが少なくなって・・・』

万引きをなぜしたのかについては“所持金が少なくなったから”と答えました。
どうやら男は万引きは何回もしているようで、それ以外にも放置してある自転車を持っていくことも3回程あり、今までに10回は警察に捕まったことがあることが判明。

男性が「所持金が少なくなったから万引きをした」と述べていることから、彼の行動の背後には経済的な困窮がある可能性が高いです。
貧困や失業などの経済的な問題が原因で、生活費や必要な物品を得るために犯罪に手を染める人は少なくありません。


なぜする?万引きの手口と理由:ケース② 60代 女性


続いて2つ目のケース。
万引き犯は60代女性。一人暮らしで清掃の仕事をしており、月に15万円の収入があるとのこと。

手口はカートに乗せた保冷バッグの口をわざと広げ、大量のお酒と食品を次々に入れるといった堂々とした犯行でした。
万引きした商品は缶酎ハイ、ビール系飲料、本マグロ、タコの刺身など合計9点の3,221円です。

Gメンの万引きをなぜするのかの問いには以下のように答えています。
『手癖がついている。今日見つからなかったからまた明日も来てやろうかなって、そういう気持ちがなきにしもあらず』

この女性は「万引きは初めて」と主張しましたが、警察官を見かけると自ら進んで過去にも何度も万引きしてしまったと白状していました。

このことから、彼女の万引き行為は一度きりの衝動ではなく、常習的なものであることがわかります。


なぜする?万引きの手口と理由:ケース③ 40代 女性


それでは3つ目のケース。
万引き犯は40代女性。一人暮らしで、収入が減り財布も持たず万引き目的で来店したとのこと。

手口は狭い路地で商品をマイバッグへ入れるといったもので、なんと2分間に3回も犯行に及んでいました。手慣れていることが分かります。
万引きした商品は総菜、キウイ、トマト、サラダなど合計16点の2,637円です。

以下、Gメンと万引き犯のやりとりになります。

G:「お金も持ってこないでさ」
女:『はい』
G:「こんなことするなんてさ」
女:『はい』
G:「悪質ですよ」
女:『はい、悪質です』

そもそも財布を持ってきていないというところに悪質さを感じます。
また、この女性は月に3~4回程万引きを繰り返している常習犯であることがわかりました。

この女性の場合、収入が減り経済的に困窮している状況が背景にあるため、万引きが一時的な経済的救済策として習慣化している可能性があります。


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今回挙げた例は弊社の万引きGメンが確保した万引き犯です。
万引きは店舗経営に深刻な影響を及ぼす問題ですが、適切な対策を講じることで被害を最小限に抑えることができます。

また、万引きの対策は色々ありますが、プロの目を利用するのがオススメです。
ご依頼やご相談などございましたら、万引き対策一筋!創業50年を超える実績とノウハウを持つエスピーユニオン・ジャパンまでご連絡ください。