2024.01.22
書店での万引き対策はどうする?書店が狙われる理由や本一冊の被害損失について解説

近年書店が大幅に減少し続けていることが問題となっていますが、その原因は単に本が売れなくなったからというだけではありません。
万引きによる被害も大きく影響しています。
たとえ漫画一冊でも損失は大きいもの。
安定した経営を続けていくためには一冊でも本を守ることが重要です。
本記事では書店が狙われる理由や書店での万引き対策についてロス対策専門会社が解説していきます。
例えば、12歳以下の少年はコンビニでの万引きが多く、高齢者はスーパーでの万引きが多いとされています。
では、書店の場合はどうでしょうか?
書店は駅構内や商業施設などにあることから学校帰りの大学生、仕事終わりのサラリーマンなど20代~40代の犯行が多いことが指摘されています。
万引き犯は「いざとなったら電車で逃げよう」「一冊無くなっていても気づかれないだろう」「店員が少ないからバレなそう」などという犯罪心理などから犯行に及びます。
また、ゲーム機器の販売やDVDレンタルをしている書店では本以外の商品も万引き被害に遭うことがあります。
換金目的の犯行は、万引きした本を中古販売店やフリマアプリなどで売りさばく悪質犯行が目立ちます。
本は食品や日用品よりも売りやすく、売れやすいので万引き犯に狙われやすいです。
とく新作漫画や人気芸能人の写真集は需要があるうえに換金率が高いので万引きされやすい傾向にあります。フリマアプリでも売れやすいのでしょう。
また自分で読むことを目的とした犯行は、中高生が参考書や問題集を万引きするというケースも珍しくありません。
つまり1冊1000円の本の仕入れ値は800円となり1冊販売したときの利益は200円です。
仮に1000円の本を万引きされた場合、5冊販売してようやくプラスマイナスゼロ。
窃盗被害を埋めるためには同じ本を30~50冊販売しなければなりません。
それに加えて昨今は書店業界全体が厳しい状況下にあるため、一件の万引きが経営に与える影響も年々大きくなっています。
たとえ本1冊の万引きでも書店側は大きな損失をこうむるのです。
一件でも万引きを防ぐためには万引き犯を排除する店内作りが大切です。
書店は本棚が多いためどうしても死角ができてしまいます。
死角を減らすためには、まずは本棚を低くしてみましょう。
本棚を低くすることにより店内をすみずみまで見渡すことができ防犯対策に繋がります。
また、可能であれば通路の幅を広げて見通しの良い動線を作ってください。
さらに店内のいたるところに椅子を設置してみましょう。
一見インテリアに見えますが、実はこれも万引き対策のひとつで、本棚の間に人目を置くことで万引きしづらい環境を作ることができます。
売上管理のため多くの書店では短冊状の紙「スリップ」を本の間に挟んでいると思います。
そのスリップと一緒に防犯タグを挟めば、万引き犯が外に持ち出そうとしても出入り口の防犯ゲートで警報ブザーが鳴り万引きに気がつくことができます。
使用したスリップはいつも通り会計時で抜けば防犯タグも再利用ができます。
つい黙認しがちな立ち読み。
大きな書店では1時間超えて立ち読みする人も珍しくないですが、長時間の立ち読みは万引きを誘発する要因となります。
陳列棚の前に長時間いるため書店員の目を盗みやすく隙を見て商品を鞄に入れたり、最近は本の内容を無断撮影する「デジタル万引き」も立ち読みにより発生しやすいと言われています。
立ち読みを防止するには、POPや店内放送などで呼びかけたり、新作漫画や人気の本には防止テープをして立ち読みできないように工夫してみましょう。
もし、書店員だけでの対策に限界を感じたら当社にご相談ください。
創業から50年以上万引き対策に力を注いできた当社の万引きGメン「HI-SAT」は、長年の実績と知識を活かして店舗ロスの原因を究明し万引き実態を把握、改善策をご提案しております。
万引き以外にも、置引、スリ、痴漢、その他店舗で起こりうる犯罪や迷惑行為に対する対策も得意としているので、お困りの歳はお気軽にご相談ください。
万引きによる被害も大きく影響しています。
たとえ漫画一冊でも損失は大きいもの。
安定した経営を続けていくためには一冊でも本を守ることが重要です。
本記事では書店が狙われる理由や書店での万引き対策についてロス対策専門会社が解説していきます。
*目次
書店で起こる万引きの特徴
万引き犯の年齢と犯行に及ぶ店舗には相関関係があると言われています。例えば、12歳以下の少年はコンビニでの万引きが多く、高齢者はスーパーでの万引きが多いとされています。
では、書店の場合はどうでしょうか?
書店は駅構内や商業施設などにあることから学校帰りの大学生、仕事終わりのサラリーマンなど20代~40代の犯行が多いことが指摘されています。
万引き犯は「いざとなったら電車で逃げよう」「一冊無くなっていても気づかれないだろう」「店員が少ないからバレなそう」などという犯罪心理などから犯行に及びます。
また、ゲーム機器の販売やDVDレンタルをしている書店では本以外の商品も万引き被害に遭うことがあります。
書店が万引き犯に狙われる理由
万引き犯が書店を狙う理由は、①換金目的 ②自分で読むため、という2つの理由が挙げられます。換金目的の犯行は、万引きした本を中古販売店やフリマアプリなどで売りさばく悪質犯行が目立ちます。
本は食品や日用品よりも売りやすく、売れやすいので万引き犯に狙われやすいです。
とく新作漫画や人気芸能人の写真集は需要があるうえに換金率が高いので万引きされやすい傾向にあります。フリマアプリでも売れやすいのでしょう。
また自分で読むことを目的とした犯行は、中高生が参考書や問題集を万引きするというケースも珍しくありません。
本一冊の万引きでも書店側の損失は大きい
本の仕入れ値は販売価格の約8割程度、利益は1冊あたり2割程度と言われています。つまり1冊1000円の本の仕入れ値は800円となり1冊販売したときの利益は200円です。
仮に1000円の本を万引きされた場合、5冊販売してようやくプラスマイナスゼロ。
窃盗被害を埋めるためには同じ本を30~50冊販売しなければなりません。
それに加えて昨今は書店業界全体が厳しい状況下にあるため、一件の万引きが経営に与える影響も年々大きくなっています。
たとえ本1冊の万引きでも書店側は大きな損失をこうむるのです。
書店における万引き対策
基本的なことですが、万引き犯は常に万引きしやすい書店を狙っています。一件でも万引きを防ぐためには万引き犯を排除する店内作りが大切です。
・陳列方法を工夫し死角をなくす
・防犯機器の設置
・長時間の立ち読みを制限する
・防犯機器の設置
・長時間の立ち読みを制限する
陳列方法を工夫し死角をなくす
書店は本棚が多いためどうしても死角ができてしまいます。
死角を減らすためには、まずは本棚を低くしてみましょう。
本棚を低くすることにより店内をすみずみまで見渡すことができ防犯対策に繋がります。
また、可能であれば通路の幅を広げて見通しの良い動線を作ってください。
さらに店内のいたるところに椅子を設置してみましょう。
一見インテリアに見えますが、実はこれも万引き対策のひとつで、本棚の間に人目を置くことで万引きしづらい環境を作ることができます。
スリップに防犯タグをつける
売上管理のため多くの書店では短冊状の紙「スリップ」を本の間に挟んでいると思います。
そのスリップと一緒に防犯タグを挟めば、万引き犯が外に持ち出そうとしても出入り口の防犯ゲートで警報ブザーが鳴り万引きに気がつくことができます。
使用したスリップはいつも通り会計時で抜けば防犯タグも再利用ができます。
長時間の立ち読みを制限する
つい黙認しがちな立ち読み。
大きな書店では1時間超えて立ち読みする人も珍しくないですが、長時間の立ち読みは万引きを誘発する要因となります。
陳列棚の前に長時間いるため書店員の目を盗みやすく隙を見て商品を鞄に入れたり、最近は本の内容を無断撮影する「デジタル万引き」も立ち読みにより発生しやすいと言われています。
立ち読みを防止するには、POPや店内放送などで呼びかけたり、新作漫画や人気の本には防止テープをして立ち読みできないように工夫してみましょう。
もし、書店員だけでの対策に限界を感じたら当社にご相談ください。
創業から50年以上万引き対策に力を注いできた当社の万引きGメン「HI-SAT」は、長年の実績と知識を活かして店舗ロスの原因を究明し万引き実態を把握、改善策をご提案しております。
万引き以外にも、置引、スリ、痴漢、その他店舗で起こりうる犯罪や迷惑行為に対する対策も得意としているので、お困りの歳はお気軽にご相談ください。