2023.11.21
万引き防止ゲートが作動する仕組みとは?犯人が嫌がる対策で被害を事前に食い止めよう!

万引き対策といえば、万引き防止ポスターや防犯カメラ、従業員の声掛け、そして万引きGメンによる対策などさまざまなものがありますが、中でも主流となっているのが万引き犯をブザーで知らせる「万引き防止ゲート」です。
スーパーやホームセンター、ドラッグストア、書店、百貨店といった店舗の出入り口で見かけることが多いかと思います。
万引き防止ゲートは、レジを通していない商品がゲートを通ると音と光で知らせる仕組みで万引き犯の犯罪意欲を大幅に低減させる一方、“万引きしていないのに万引き防止ゲートが鳴る”という誤作動も見受けられます。
そこで本記事では、ロス対策専門会社が万引き防止ゲートが作動する仕組みや効果、そして誤作動を起こす原因について詳しく解説します。
種類は主に「電波式ゲート」「磁気式ゲート」「自鳴式ゲート」の3種類、それぞれの仕組みと特徴を見ていきましょう。
「電波式ゲート」は、8.2MHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。商品に取り付けられているため、レジで解除されていない商品の万引きを抑止します。
電波式ゲートは防犯タグの種類が豊富で導入費用も安いため、幅広い店舗で導入されています。
「磁気式ゲート」は、52kHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。
電波式ゲートと比べてタグが小さいため商品のサイズを問わず設置することができ誤報が少ないという特徴があります。
「自鳴式ゲート」は、ゲート本体ではなく「タグ」から警報音が鳴る仕組みの万引き防止ゲートです。通常の防犯タグとは異なり感度が高く、店内でタグを外されるなどの不正行為が発生してもタグ本体から発報するため、店内の犯行を抑止します。
また電波式ゲートや磁気式ゲートと比べて検知距離が長いため、店外へ逃走しても万引き犯は商品を手放さない限り自鳴タグが鳴り続け注目を浴びます。
自鳴式ゲートは他の万引き防止ゲートと比べ最もセキュリティ機能が高い仕組みであるため、高額商品を取り扱う店舗に幅広く導入されています。
このような店舗では、通常のお店に比べて万引きされるリスクが高いといえます。
従業員一人ひとりの防犯意識を高めることはもちろん、死角を作らないような店内レイアウト・商品配置の見直しなど万引き対策を徹底したうえ、万引き防止ゲートの導入を検討しましょう。
また“万引き防犯ゲートを導入しているのに万引き被害が多い”という店舗は、最も強い犯罪抑止効果を持つ自鳴タグの採用をおすすめします。
普通に通っただけなのに万引き防犯ゲートが鳴り周囲の人達から疑いの目を向けられたり、ブザーが鳴り続けて恥ずかしい思いをしたという声が多く聞かれます。
そんな事件が頻繁に起こってしまうと「どうして自分だけこんな目に遭うのか」と嫌な気持ちになり、「もうあの店には行きたくない」とお店から足が遠のく原因になってしまうでしょう。
万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)には、以下のようなことが考えられます。
クレジットカードや銀行カード、交通系カードなどはICチップが埋め込まれているため、何枚も所持することで防犯タグと同じように磁気を乱し、万引き防止ゲートを発報させてしまうことがあります。
また、スマホのイヤホンや充電器、モバイルバッテリー、延長コードなどのコード系の物も電波を乱すことがあります。
何に反応するのか具体的なモノを特定することは難しいですが、できるだけ1ヶ所にまとまらないよう分散させて持つことで対策することができます。
万引き防犯ゲートの誤作動は複数の要因が重なって起こっていることが多く、店舗側に問題があることもあります。
例えば、万引き防止ゲートの近くに「レジ」があったり「防犯タグ付きの商品」がいくつも並んで置いてある場合、お客様が所持するICチップやコード系の物と反応が重なることでゲートが発報する可能性もあります。
万引き防犯ゲートはタグに埋め込まれた磁気や電波によって作動する仕組みなので、少なくとも店舗側の配置ミスは避けるようにしましょう。
そして「少子高齢化問題」や「物価の高騰」「上がらない賃金」など、この先も日本が抱える重大な問題が影響となり万引き被害の増加が懸念されています。
そうした問題に備え、今回紹介した万引き防犯ゲートの導入など店舗ロス対策を徹底することで犯罪の抑制にはもちろん、安定した経営を維持することができます。
創業50年以上の実績とノウハウを持つ当社の万引きGメン「HI-SAT」は、店舗ロスの原因を究明し万引き実態を把握、改善策をご提案しております。
その他セルフレジの不正・置引・スリ・痴漢・店舗で起こりうる犯罪・迷惑行為による営業妨害などの悩みも専門分野ですので、ぜひご相談ください。
スーパーやホームセンター、ドラッグストア、書店、百貨店といった店舗の出入り口で見かけることが多いかと思います。
万引き防止ゲートは、レジを通していない商品がゲートを通ると音と光で知らせる仕組みで万引き犯の犯罪意欲を大幅に低減させる一方、“万引きしていないのに万引き防止ゲートが鳴る”という誤作動も見受けられます。
そこで本記事では、ロス対策専門会社が万引き防止ゲートが作動する仕組みや効果、そして誤作動を起こす原因について詳しく解説します。
*目次
1.万引き防止ゲートの種類と作動する仕組みについて
2.万引き防止ゲートの設置が効果的な店舗の特徴
3.誤作動に注意!万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)
4.万引き防犯ゲートの仕組みを最大限に活用し、被害を事前に食い止めよう!
2.万引き防止ゲートの設置が効果的な店舗の特徴
3.誤作動に注意!万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)
4.万引き防犯ゲートの仕組みを最大限に活用し、被害を事前に食い止めよう!
万引き防止ゲートの種類と作動する仕組みについて
万引き防止ゲートは、商品一つひとつに専用の防犯タグを取り付けるという手間がかかりますが、未会計の商品を店外に持ち出すのが困難となり犯罪を抑止できる効果的なセキュリティアイテムといえます。種類は主に「電波式ゲート」「磁気式ゲート」「自鳴式ゲート」の3種類、それぞれの仕組みと特徴を見ていきましょう。
電波式ゲート(RF式)
「電波式ゲート」は、8.2MHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。商品に取り付けられているため、レジで解除されていない商品の万引きを抑止します。
電波式ゲートは防犯タグの種類が豊富で導入費用も安いため、幅広い店舗で導入されています。
磁気式ゲート(AM式)
「磁気式ゲート」は、52kHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。
電波式ゲートと比べてタグが小さいため商品のサイズを問わず設置することができ誤報が少ないという特徴があります。
自鳴式ゲート
「自鳴式ゲート」は、ゲート本体ではなく「タグ」から警報音が鳴る仕組みの万引き防止ゲートです。通常の防犯タグとは異なり感度が高く、店内でタグを外されるなどの不正行為が発生してもタグ本体から発報するため、店内の犯行を抑止します。
また電波式ゲートや磁気式ゲートと比べて検知距離が長いため、店外へ逃走しても万引き犯は商品を手放さない限り自鳴タグが鳴り続け注目を浴びます。
自鳴式ゲートは他の万引き防止ゲートと比べ最もセキュリティ機能が高い仕組みであるため、高額商品を取り扱う店舗に幅広く導入されています。
万引き防止ゲートの設置が効果的な店舗の特徴
ここまで万引き防止ゲートの種類や特徴、仕組みについてご紹介してきましたが、実際にどのような店舗に効果的なのでしょうか?このような店舗では、通常のお店に比べて万引きされるリスクが高いといえます。
従業員一人ひとりの防犯意識を高めることはもちろん、死角を作らないような店内レイアウト・商品配置の見直しなど万引き対策を徹底したうえ、万引き防止ゲートの導入を検討しましょう。
また“万引き防犯ゲートを導入しているのに万引き被害が多い”という店舗は、最も強い犯罪抑止効果を持つ自鳴タグの採用をおすすめします。
誤作動に注意!万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)
すでに多くの小売店で導入されている「万引き防止ゲート」ですが、時に万引き犯だけでなく一般のお客様にまで作動してしまうトラブルが発生しています。普通に通っただけなのに万引き防犯ゲートが鳴り周囲の人達から疑いの目を向けられたり、ブザーが鳴り続けて恥ずかしい思いをしたという声が多く聞かれます。
そんな事件が頻繁に起こってしまうと「どうして自分だけこんな目に遭うのか」と嫌な気持ちになり、「もうあの店には行きたくない」とお店から足が遠のく原因になってしまうでしょう。
万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)には、以下のようなことが考えられます。
ICチップやコイル系に反応して誤作動
クレジットカードや銀行カード、交通系カードなどはICチップが埋め込まれているため、何枚も所持することで防犯タグと同じように磁気を乱し、万引き防止ゲートを発報させてしまうことがあります。
また、スマホのイヤホンや充電器、モバイルバッテリー、延長コードなどのコード系の物も電波を乱すことがあります。
何に反応するのか具体的なモノを特定することは難しいですが、できるだけ1ヶ所にまとまらないよう分散させて持つことで対策することができます。
店舗側の配置ミスによる誤作動
万引き防犯ゲートの誤作動は複数の要因が重なって起こっていることが多く、店舗側に問題があることもあります。
例えば、万引き防止ゲートの近くに「レジ」があったり「防犯タグ付きの商品」がいくつも並んで置いてある場合、お客様が所持するICチップやコード系の物と反応が重なることでゲートが発報する可能性もあります。
万引き防犯ゲートはタグに埋め込まれた磁気や電波によって作動する仕組みなので、少なくとも店舗側の配置ミスは避けるようにしましょう。
万引き防犯ゲートの仕組みを最大限に活用し、被害を事前に食い止めよう!
コロナ禍により急速に普及した無人レジの導入で人件費を大幅カットできる時代となりましたが、その一方で数少ない従業員の目を盗み万引きを働く犯罪者が増加を続けています。そして「少子高齢化問題」や「物価の高騰」「上がらない賃金」など、この先も日本が抱える重大な問題が影響となり万引き被害の増加が懸念されています。
そうした問題に備え、今回紹介した万引き防犯ゲートの導入など店舗ロス対策を徹底することで犯罪の抑制にはもちろん、安定した経営を維持することができます。
創業50年以上の実績とノウハウを持つ当社の万引きGメン「HI-SAT」は、店舗ロスの原因を究明し万引き実態を把握、改善策をご提案しております。
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