2023.11.21

万引き防止ゲートが作動する仕組みとは?犯人が嫌がる対策で被害を事前に食い止めよう!

万引き対策といえば、万引き防止ポスターや防犯カメラ、従業員の声掛け、そして万引きGメンによる対策などさまざまなものがありますが、中でも主流となっているのが万引き犯をブザーで知らせる「万引き防止ゲート」です。

スーパーやホームセンター、ドラッグストア、書店、百貨店といった店舗の出入り口で見かけることが多いかと思います。

万引き防止ゲートは、レジを通していない商品がゲートを通ると音と光で知らせる仕組みで万引き犯の犯罪意欲を大幅に低減させる一方、“万引きしていないのに万引き防止ゲートが鳴る”という誤作動も見受けられます。

そこで本記事では、ロス対策専門会社が万引き防止ゲートが作動する仕組みや効果、そして誤作動を起こす原因について詳しく解説します。

*目次



万引き防止ゲートの種類と作動する仕組みについて

万引き防止ゲートは、商品一つひとつに専用の防犯タグを取り付けるという手間がかかりますが、未会計の商品を店外に持ち出すのが困難となり犯罪を抑止できる効果的なセキュリティアイテムといえます。

種類は主に「電波式ゲート」「磁気式ゲート」「自鳴式ゲート」の3種類、それぞれの仕組みと特徴を見ていきましょう。


電波式ゲート(RF式)


「電波式ゲート」は、8.2MHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。商品に取り付けられているため、レジで解除されていない商品の万引きを抑止します。
電波式ゲートは防犯タグの種類が豊富で導入費用も安いため、幅広い店舗で導入されています。


磁気式ゲート(AM式)


「磁気式ゲート」は、52kHzの電波を持つ防犯タグや防犯シールがゲートを通った時に音や光で知らせる仕組みの万引き防止ゲートです。
電波式ゲートと比べてタグが小さいため商品のサイズを問わず設置することができ誤報が少ないという特徴があります。


自鳴式ゲート


「自鳴式ゲート」は、ゲート本体ではなく「タグ」から警報音が鳴る仕組みの万引き防止ゲートです。通常の防犯タグとは異なり感度が高く、店内でタグを外されるなどの不正行為が発生してもタグ本体から発報するため、店内の犯行を抑止します。

また電波式ゲートや磁気式ゲートと比べて検知距離が長いため、店外へ逃走しても万引き犯は商品を手放さない限り自鳴タグが鳴り続け注目を浴びます。

自鳴式ゲートは他の万引き防止ゲートと比べ最もセキュリティ機能が高い仕組みであるため、高額商品を取り扱う店舗に幅広く導入されています。


万引き防止ゲートの設置が効果的な店舗の特徴

ここまで万引き防止ゲートの種類や特徴、仕組みについてご紹介してきましたが、実際にどのような店舗に効果的なのでしょうか?

 万引き防止ゲートの設置で効果が出やすい店舗の特徴 ・高額商品を取り扱う店舗
・女性店員が多い店舗
・従業員が少ない店舗
・従業員が客の顔を見て挨拶しない店舗(防犯意識が低い店舗)
・防犯カメラの台数が少ない店舗
・死角の多い店舗
・系列店が多く内部事情がわかりやすい店舗 


このような店舗では、通常のお店に比べて万引きされるリスクが高いといえます。
従業員一人ひとりの防犯意識を高めることはもちろん、死角を作らないような店内レイアウト・商品配置の見直しなど万引き対策を徹底したうえ、万引き防止ゲートの導入を検討しましょう。

また“万引き防犯ゲートを導入しているのに万引き被害が多い”という店舗は、最も強い犯罪抑止効果を持つ自鳴タグの採用をおすすめします。


誤作動に注意!万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)

すでに多くの小売店で導入されている「万引き防止ゲート」ですが、時に万引き犯だけでなく一般のお客様にまで作動してしまうトラブルが発生しています。

普通に通っただけなのに万引き防犯ゲートが鳴り周囲の人達から疑いの目を向けられたり、ブザーが鳴り続けて恥ずかしい思いをしたという声が多く聞かれます。

そんな事件が頻繁に起こってしまうと「どうして自分だけこんな目に遭うのか」と嫌な気持ちになり、「もうあの店には行きたくない」とお店から足が遠のく原因になってしまうでしょう。

万引きしてないのに万引き防止ゲートが作動するワケ(仕組み)には、以下のようなことが考えられます。


ICチップやコイル系に反応して誤作動


クレジットカードや銀行カード、交通系カードなどはICチップが埋め込まれているため、何枚も所持することで防犯タグと同じように磁気を乱し、万引き防止ゲートを発報させてしまうことがあります。

また、スマホのイヤホンや充電器、モバイルバッテリー、延長コードなどのコード系の物も電波を乱すことがあります。

何に反応するのか具体的なモノを特定することは難しいですが、できるだけ1ヶ所にまとまらないよう分散させて持つことで対策することができます。


店舗側の配置ミスによる誤作動


万引き防犯ゲートの誤作動は複数の要因が重なって起こっていることが多く、店舗側に問題があることもあります。

例えば、万引き防止ゲートの近くに「レジ」があったり「防犯タグ付きの商品」がいくつも並んで置いてある場合、お客様が所持するICチップやコード系の物と反応が重なることでゲートが発報する可能性もあります。

万引き防犯ゲートはタグに埋め込まれた磁気や電波によって作動する仕組みなので、少なくとも店舗側の配置ミスは避けるようにしましょう。


万引き防犯ゲートの仕組みを最大限に活用し、被害を事前に食い止めよう!

コロナ禍により急速に普及した無人レジの導入で人件費を大幅カットできる時代となりましたが、その一方で数少ない従業員の目を盗み万引きを働く犯罪者が増加を続けています。

そして「少子高齢化問題」や「物価の高騰」「上がらない賃金」など、この先も日本が抱える重大な問題が影響となり万引き被害の増加が懸念されています。

そうした問題に備え、今回紹介した万引き防犯ゲートの導入など店舗ロス対策を徹底することで犯罪の抑制にはもちろん、安定した経営を維持することができます。

創業50年以上の実績とノウハウを持つ当社の万引きGメン「HI-SAT」は、店舗ロスの原因を究明し万引き実態を把握、改善策をご提案しております。
その他セルフレジの不正・置引・スリ・痴漢・店舗で起こりうる犯罪・迷惑行為による営業妨害などの悩みも専門分野ですので、ぜひご相談ください。
2023.11.15

万引きGメンを利用するなら業者選びはしっかり!一般的な業者の課題を解説します

近年、小売業界では万引きが深刻な社会問題となっており、その対策がますます重要視されています。そして、この問題に対処するために、多くの企業様が活用しているのが“万引きGメン”。

しかし、一部の業者は信頼性に欠け、サービス提供において様々な課題が指摘されています。
万引きGメンは業者選びが重要なのです。

そこで本記事では、そうした一般的な万引きGメン業者の課題に焦点を当てつつ、あらゆるロス原因を徹底排除してきた当社の「万引きGメンHI-SAT」をご紹介いたします。

*目次


万引きGメン業者に依頼するメリット

万引きGメン業者に依頼することで、企業様はいくつかの利点を享受することが出来ます。
以下は、その主なメリットです。

万引きの未然防止


万引きGメンは専門的なトレーニングを受け、万引きの未然防止において高度なスキルを持っています。万引きGメンが店舗内で対策を行うことで万引きの発生を抑制し、損失を最小限に抑えることが期待できます。


プロアクティブなセキュリティ対策


通常の警備員やセキュリティカメラだけではなく、万引きGメンはプロアクティブなアプローチを採用します。犯罪の未然防止に焦点を当て、犯罪が発生する前に対処することが可能です。


顧客サービス向上


優れた万引きGメンは、従業員や顧客とのコミュニケーションを図ることにも熟練しています。
適切なアプローチでトラブルを最小限に抑え、店舗の雰囲気を損なわずにセキュリティを向上させることが出来ます。


カスタマイズされた対策


企業様は万引きGメン業者に対して特定の要件やニーズを伝えることができ、それに基づいたカスタマイズされたセキュリティ対策を実施することが出来ます。
これにより、効果的で効率的な対策が可能です。

ただし、業者の選定や契約には慎重である必要があり、信頼性や法的な規定に準拠しているかどうかを確認することが大切です。



万引きGメン業者の課題

続いて、よくある万引きGメン業者の課題についてご説明いたします。

信頼性


一部の万引きGメン業者はその信頼性に疑問符を付けざるを得ません。
顧客とのトラブル、情報提供の不足、そして業者の信頼性の低さといった課題がしばしば浮き彫りになっているのです。
また、一定数の業者は適切なトレーニングを受けておらず、万引きの未然防止に必要なスキルや知識が欠如していることが問題になっています。
これにより効果的なサービス提供が難しくなり、結果として被害を最小限に抑えることができないという結果になってしまうのです。


顧客とのコミュニケーション


一部の業者は顧客とのコミュニケーションにおいても課題を抱えています。
不適切な対応やコンフリクト(論争・争い・衝突)の発生により店舗や施設の雰囲気が損なわれ、かえって問題を悪化させることがあります。
これは単なる万引き防止だけでなく顧客サービス全体にも悪影響を及ぼす重要な要素です。


情報提供の精度


一部の業者は不正確な情報を元に行動することがあり、これが誤った逮捕や不当な疑いをかける原因となっているのです。
信頼性の低い情報提供は業者としての信頼を失い、法的な問題を引き起こす可能性があります。


意外にも、先程ご紹介した「万引きGメン業者に依頼するメリット」自体が課題でもあるのです。しかし、これまで万引き対策一筋の当社は、長年の実績により新しいスタンダードを確立しています。

そのアプローチは「信頼性・効果的な顧客サービス・精密な情報提供」の三位一体で、万引き対策の新たな時代を築いているのです。


当社の万引きGメンは不正行為の大掃除部隊!

ロスの要因は様々で、伝票の誤り、万引き、納品業者の不正、検品検収など、合計208もの要素が挙げられるのですが、多くの企業様がこれらの課題にどのように対処すべきか迷われていることと思います。

そこで当社の万引きGメンHI-SATの出番です。
※HI-SAT=High(高度)Scramble(緊急)Action(展開)Team(部隊)

HI-SATとは、スリや万引きなどの常習者を年間300件以上の摘発実績を持つGメンの中から適性試験に合格した者を選抜し、約半年間にわたるHI-SIT特別養成カリキュラムを見事クリアしたスペシャリストによるまさに業界最強部隊です!

セルフレジの不正・常習者による万引き・置き引き・スリ・痴漢・店舗で発生する可能性のある様々な犯罪や迷惑行為による営業妨害など、なんでもご相談ください。
当社の物流監査員(ハイシット=HI-SIT)が実態を把握し、効果的な改善提案を行いお手伝いさせていただきます。


1.店舗診断
対象店舗へHI-SITがランダムに入店し、納品時における事故及び不正を発見、診断。

 診断内容 ・返品及び仮伝に問題はないか?
・出入り並びに搬出入管理に問題はないか?
・在庫商品管理に問題はないか?
・スタッフの関係性に馴れ合いと惰性はないか?
・性悪説対応か性善説対応か?・・・etc.


2.診断結果にもとづき、改善策の実施。方法は4タイプ。
タイプA HI-SITが直接、店舗・配送センターにおける検品検収業務を定期的に実施
タイプB HI-SITが日程を知らせず、ランダムに検品検収業務を実施
タイプC HI-SITが店舗荷受担当者及び検品係員に助言等のお手伝い
タイプD 荷受担当者を集めて頂き、弊社指導員が物流システムに対する講習会を実施。
タイプE 納品担当者の不正監視と対応方法


HI-SITの進め方は4STEP


STEP1.打ち合わせ
現状のヒアリング
実施店舗の選定
現場での処置方法

STEP2.プランニング
実施計画
SIT隊員選出
ブリーフィング実施
機材準備
ローテーション作成

STEP3.実施

STEP4.分析・ご報告・ご提案
実績表
総括表
効果測定表
診断書

当社では、このような手順で進めております。


当社の万引きGメンはこんなことも可能!

ちなみに、当社の万引きGメンは通常の万引きGメンとしての仕事だけでなく、プラスαのスキルも持っています。


■検品検収業務(HI-SIT)
 数量、規格、品質、欠品のチェックと記録
 
■NPシステム(遠隔監視)と顔認証システムの運用
 接客レベル改善、業者等の出入管理状況、運送業者様の納品時不正持出しチェック
 内部不正防止(私物検査)

■品質チェック
「あなたならこんな商品買いますか?」「転ばぬ先の杖」
を物差しに問題商品のピッキングと状況報告・ご提案

■B・S(死角箇所)の認定と改善ご提案
※防犯カメラを接客サポートカメラと言い換え運用することで、チャンスロスを含めた多くのロス原因が解決します。

ということで、万引きGメンの業者を選ぶ際は今回お伝えした課題に当てはまっていないところかどうか見極めて決めましょう。
また、依頼する業者が決まっていない・悩み中という企業様は是非当社の万引きGメンHI-SATにお任せください!
2023.11.13

ホームセンターで起こりやすい犯罪被害とその防犯対策についてご紹介

DIY用品から日用品までさまざまなモノを販売しているホームセンター。
欲しいアイテムが何でもそろう点や広々とした店内が大きなメリットですが、その一方で店内での迷惑行為や万引きなど悪質な犯行が起こる危険性もあります。

すべてのお客様に安心してお買い物をしていただくためには店舗側で防犯対策を徹底することが大切です。

本記事では、ホームセンターで起こりやすい被害とその防犯対策についてロス対策専門会社が解説いたします。
悪質な被害に頭を悩ませているホームセンターの運営者は、ぜひ最後まで読んでみてください。

*目次


ホームセンターで起こりやすい犯罪被害

ホームセンターではどういった犯罪が起こりやすいのでしょうか?
詳しく説明していきます。

・万引き
・店内での迷惑行為
・盗撮行為
・車上荒らし



万引き


ホームセンターは取り扱う商品が多いぶん、売り場面積が広いことに加えて陳列棚が高くなっているため店員の目が行き届かない場所が多々あります。これが万引き誘発の原因となっています。

また、電化製品など高額商品も多く取り扱うので小売店と比べて被害額が大きくなりやすいです。とくに電動工具は高値で売れるので転売目的として狙われる率が高くなります。

さらに最近はマイバック持参やセルフレジ導入により万引きしやすい環境となっており万引きが増加している店舗が増えています。


店内での迷惑行為


SNSの普及とともに店内での迷惑行為が動画で拡散されるようになりお店に大きな被害を及ぼす事例が増えています。
最近は飲食店での迷惑行為が大きな社会問題となりましたよね。

ホームセンターで考えられる迷惑行為のひとつが、お客様が勝手に商品を開封することです。「どんな商品だろう」という興味本位で開封してしまう人や、面白半分で開封してその場で使用する人がいます。

会計前の商品を勝手に開封することは認められていません。
しかし、開封した場合でも再度封をして販売可能な状態に戻せば罪にならない可能性もあります。「購入する意志があった」と言われてしまうと罪が成立するかは微妙なところです。

とはいえ、行き過ぎた迷惑行為は許されるものではありません。
大きな被害を防ぐためにも「開封厳禁」「開封する前にお声がけを」など防犯対策をしましょう。


盗撮行為


死角が多いホームセンターでは盗撮行為のリスクも考えられます。

その犯行手口はとても悪質。
買い物かごに小型カメラを取り付けて盗撮に及んだり、トイレ内で盗撮したりなどさまざまな事例があります。とくに大型ホームセンターはカフェやフードコートが併設されていて店内に長時間いても怪しまれないため犯行場所として利用されやすいです。

ときには店員が被害者になってしまうことがあります。


車上荒らし


ホームセンターは駐車場が広く、店舗から離れている第二駐車場を設置しているところもあります。こうした人目が少ない駐車場で起こりやすいのが車上荒らしです。

車上荒らしとは駐車している車の中のものを盗撮する犯罪行為。よく狙われるものはカーナビやオーディオ機器など簡単に持ち出せてすぐに転売できそうなものです。

車上荒らしの手口は時代とともに変化していて、最近ではリレーアタックというスマートキーの微弱な電波を利用してドアロックを解除&エンジンを始動させる手口が増えています。

狙われるのはお客様の車だけでなく、従業員の車や店舗に商品を搬入するトラックも狙われることがあるので注意しましょう。


従業員が多いホームセンターでは内部不正も少なくない!

経営者の目が届きにくい店舗では従業員によるレジの現金着服や商品の万引きなど内部不正が起こる可能性もあります。ホームセンターは多くの従業員が同時に働いているためどうしてもトラブルが起きやすい環境です。

こうした従業員による悪質行為は証拠集めが難しい部分があります。
証拠が不十分なまま解雇してしまうと不正解雇や名誉棄損による損害賠償も請求されかねないため慎重に調査を進めることが大切です。

また従業員による窃盗は店内商品の万引きだけでなく社内のロッカーや引き出しに入れている従業員の貴重品が盗まれるケースもあります。
一度こういう犯罪が起きてしまうと従業員たちがお店側に不信感を抱き大量退職というリスクも考えられます。

従業員不足は店舗にとって大きなマイナスになってしまうでしょう。
そのためさまざまなリスクを想定した防犯対策が必要となります。


ホームセンターの防犯対策として選ばれているのは?

ホームセンターの防犯対策としてよく取り入れられているのは防犯カメラです。
おそらくほとんどのホームセンターで防犯のためにカメラを設置しているのではないでしょうか。

防犯カメラの効果は万引きの証拠をおさえることだけではなく、あえてお客様から見える場所に設置することでそれだけで万引きの抑止力になります。
入口に「防犯カメラ作動中」の張り紙をしておくことも監視しているアピールに繋がり高い効果を期待できるでしょう。

広いホームセンターでは防犯カメラの種類を使い分けることも大切。
例えばレジ回りや死角になりやすい場所は犯行現場を鮮明に撮ることができるような高画質タイプのものを、出入り口や駐車場は雨風に強い防水機能が付いている屋外専用のカメラを選びましょう。

また、従業員による犯罪が起こりやすいバックヤードは景観を崩さず威圧感を与えないドーム型の防犯カメラがおすすめです。ドーム型は監視できる範囲が広いためバックヤードの大きさであれば1~2台で十分です。そのため導入コストを削減できるというメリットもあります。


防犯対策しても被害が減らない!そのお悩みは「万引きGメンHI-SAT」におまかせください

防犯カメラやその他さまざまな防犯対策をしているのに被害が減らない!とお悩みのホームセンター経営者におすすめしたいのが当社の「万引きGメンHI-SAT」というサービスです。

HI-SATとは、「High(高度)Scramble(緊急)Action(展開)Team(部隊)」の略で、別名「万引き大掃除部隊」です。創業50年を超える実績とノウハウをいかしてあらゆる不正行為を徹底摘発します。


万引きGメンHI-SATで解決できること

当社の万引きGメンHI-SATでは、万引きをはじめとするホームセンターで起こりやすい犯罪被害の防犯対策を行っています。

・大量窃盗集団
・スリ・置き引き
・痴漢・盗撮行為
・車上荒らし
・店内での迷惑行為
・内部不正
・外国人による犯罪防止


とくに内部不正は表面化しにくいためどう手をつけていいのかお困りの経営者もいると思います。そこで引きGメンHI-SATでは、対象店舗へ物流監査員がランダムに入店し納品時における不正を発見。

 診断内容  ・返品及び仮伝に問題はないか?
 ・出入り並びに搬出入管理に問題はないか?
 ・在庫商品管理に問題はないか?
 ・スタッフの関係性に馴れ合いと惰性はないか?
 ・性悪説対応か性善説対応か?・・・etc.


診断結果にもとづき改善策の実地いたします。
防犯対策をしているのに被害が減らないとお困りの際はお気軽にご相談ください。
2023.10.22

レジ袋有料化でスーパーの万引き件数増加!その理由と効果的な万引き対策をご紹介

2020年から始まった「レジ袋有料化」。
海洋プラスチックのごみ問題や地球温暖化問題解決の糸口として始まったこの施策は、主にコンビニやスーパー、薬局などがメインとなっています。
始まった当初はどこまで国民が協力的になるか疑問視されていましたが、今やレジ袋有料が当たり前になっています。また、実は始まったその年には、すでに良い結果を打ち出しているのです。

そんな中で問題になっているのが「万引きの増加」です。
“レジ袋の有料化と万引きにどんな関係があるの?” と思う人もいるかもしれませんが、実はこの施策が始まったことによって万引きが増えているスーパーやお店などが多く存在するのです。

本記事ではレジ袋の有料化と万引き増加の関係性や、レジ袋の有料化によって引き起こる万引きの対策についてロス対策専門会社が解説します。

*目次


2020年から始まったレジ袋有料化の効果

2020年の7月から施行されたレジ袋有料化から早3年。
まだまだレジ袋を利用している人も多くいますが、マイバッグやエコバッグを持って外出することが普通になってきていますよね。

有料化することでレジ袋を利用する機会を減らし、ごみになるレジ袋を減らすことで、結果的にプラスチックゴミの排出を防ぐことができています。

施策スタート前の2019年の廃プラスチック量は850万トン。
そこからたったの1年で廃プラスチック量は822万トンまで減少しました。
その減少量はなんと28万トン!

さらにリサイクルされることなく焼却、もしくは埋め立てで処理された廃プラスチックの量も125万トンから112万トンまで減少させることに成功し、廃棄されるプラスチックの量を格段に減らすことができました。

このように環境問題の観点では大きな効果を発揮している施策ですが、そんな中で今、新たな大きい問題が生じています。それが “マイバッグやエコバッグを利用した万引きの増加” なのです。


マイバッグ・エコバッグが主流になることで消えたスーパーでの違和感

2020年のレジ袋有料化が始まるまではレジ袋の利用が当たり前でした。
ひとつやふたつの商品をレジ袋なしで購入する人はいましたが、たくさんの商品を購入した際に「袋いりません」とレジ袋の使用を断っていた人はとても少ないのではないでしょうか?
レジ袋をもらうのが当たり前だったこともあり、スーパーやお店の中で “空の袋” を持って歩いていることに違和感がありました。

ですが、現在は布製やポリエステル製のマイバッグ・エコバッグを一枚持ってお店に足を運ぶのが当たり前の世の中に変わりました。万引き犯からしてみれば、マイバッグ・エコバッグを悪用しやすくなったと言えるでしょう。
実際にレジ袋有料化が施行される前に比べて施行後の方が圧倒的に万引きの被害が増えたというデータもあります。


レジ袋有料化+セルフレジ導入がスーパーの万引き増加に拍車をかけている

最近のスーパーやコンビニはセルフレジのところが多いです。
皆さんの家の近くにもセルフレジの導入を始めたお店がちらほらあるのではないでしょうか?

自らバーコードをひとつひとつ通して会計を行ことができる環境が整ってしまったことで、未会計の商品を会計済みの商品の中に忍ばせて店を後にするという万引きの手法も…。
もし未会計の商品が発覚してお店の中や外で声をかけても「会計し忘れていた」と言えばごまかせてしまうこともあるようで、常習的に万引きを行う人も増えていると言います。

環境の観点では効果的と言われるレジ袋有料化も、マイバッグ・エコバッグの普及、さらにセルフレジの導入によって見方を変えると万引きの被害増加に拍車をかけているのです。


マイバッグ・エコバッグが当たり前になった今できる万引き対策

普段万引き対策を行っているスーパーやお店でも、マイバッグ・エコバッグを利用した万引きには頭を抱えているところは少なくありません。
従業員による声かけ、死角の撤廃、警備員による巡回等以外にも、効果的な万引き対策をいくつか解説します。

1.マイバッグ・エコバッグ店内持ち込み時のルール設定
2.セルフレジへのスタッフ配置
3.AIカメラの導入



万引き対策①マイバッグ・エコバッグ店内持ち込み時のルール設定


マイバッグ・エコバッグに何も入れずに手にぶら下げて店内を回遊するのを防ぐために
「バッグはレジでの会計時にお出しください」
「店内回遊時は折りたたんでお持ち込みください」
というようなルール付けをするのが効果的です。

“中々強制するのが難しい” という意見もありますが、スーパーなどの店頭入口に張り紙や注意書き、マイバッグ・エコバッグをぶら下げて歩いている人への声かけを続けることによってお客さんにも意識付けすることができます。


万引き対策②セルフレジへのスタッフ配置


セルフレジはお客さん自ら会計を行うことができるので、ここで未会計の商品をマイバッグ・エコバッグに入れて万引きしてしまうケースも多いです。
そもそもセルフレジの手順が分からないお客さんもいるので、そのサポートも含めセルフレジに監視スタッフを配置しましょう。不自然な動きをしたお客さんへの対応や、人の目があることでの万引き抑止につなげることができます。


万引き対策③AIカメラの導入


AIカメラは普通の防犯カメラとは異なり、来店したお客さんの動きを撮影し、その映像をもとにしてAIが不自然な挙動を起こした人を探知して店員のスマートフォンに通知するという仕組みです。実際に導入を開始した化粧品チェーンでは導入前と導入後では被害額が約61%も減少したとか。
ドラッグストアでも約67%の被害額減少に成功したという結果もあります。


「自分達ではどうにもならない」そんな時は万引きGメンを頼ろう

「まずは自分たちでどうにかしよう」とご紹介したような万引き対策を実施したとしても
効果が出ない時もあります。
そんなときは諦めないで万引きGメンを頼るのもおすすめです。

万引きGメンは万引き犯確保のプロフェッショナルです。
店内の監視や声かけ、万引きをさせない環境づくりも熟知しているので、効果的な万引き対策が可能です。

当社が行う「万引きGメン HI-SAT」は、年間300件以上の万引き犯を摘発してきた実績のある業界最強部隊です。万引き以外にもスーパーなどでの迷惑行為や車上荒らし、さらには内部不正などのトラブルにも対応できるので、お店周りのトラブルでお悩みの際は、ぜひご相談ください。


スーパーの万引きは未然に防げる

「万引きは仕方ない」「店を運営していくのに万引きはつきもの」と思っている人も多いようですが、万引きは発覚してから動くのではなく未然に防ぐことで被害を最小限に抑えることができます。

もちろん常習性の高い手口が巧妙な万引き犯も多くいますが、予め対策を施しておくことで「ここのお店は万引き対策を徹底しているからやりづらい」「ここのスーパーはやめておこう」と万引き犯をお店から遠ざける効果もあるのです。

被害が大きくなれば大きくなるほど、いくら売り上げをあげていても経営が立ち行かなくなり、ゆくゆくは万引き倒産となってしまう可能性もあります。

今の時点で少しでも悩んでいたり不安を感じたりしている人は、積極的に万引き対策を実施して被害軽減へつなげていきましょう。
2023.10.12

ホームセンターの万引き対策に防犯カメラは有効?万引き防止に選ばれる理由と適切な選び方

ホームセンターは、全国でも40%の店舗で万引き被害が起こっているなど、小売店の中でも特に万引き発生率が高い傾向にあります。

確かにホームセンターは売り場面積が広く死角になりやすい部分も多く、ホームセンターを経営する店舗経営者にとって万引きを未然に防ぐためにどうすればよいかは頭を悩ます問題の一つではないかと思います。

万引きを防ぐための対策方法はいくつかありますが、その中で最もよく行われている方法は防犯カメラの設置です。

しかしながら防犯カメラはただ設置すれば万引き防止になるかというと、そうではありません。本記事では防犯カメラが万引き防止に選ばれる理由と同時に適切な防犯カメラの選び方についてお話します。

*目次


防犯カメラが万引きの防止策として選ばれるのは何故?

万引きを防止する方法には従業員による声掛けや警備員の巡回など様々なものがありますが、その中でも一番取り入れられている防犯対策方法は防犯カメラの設置です。
おそらくほとんどのホームセンターでは、万引きや犯罪の防止のため防犯カメラを設置しているのではないでしょうか。

ではなぜ防犯カメラが万引き防止として選ばれるのか、その理由は次の4つと言われています。
それぞれ詳しく説明していきます。

・見える位置にカメラがあることで万引きの抑止力になる
・導入コストが安い
・万引きの証拠を記録できる
・現場の状況をリアルタイムで確認できる



見える位置にカメラがあることで万引きの抑止力になる


防犯カメラは見えるところに設置されているだけでも万引きの抑止力になります。

お店の入り口や商品の陳列棚の見える位置に防犯カメラを設置することで「あなたは監視されています」というメッセージを相手に与えるので、メッセージの意味に気づいた人は犯罪を辞めることが多いようです。

防犯カメラには本物だけでなく映像を記録しないダミーカメラもあり、そちらを選ぶ人もいます。ただ、ダミーカメラは常習犯には偽物とばれてしまう場合が多いため、できるだけ本物のカメラを設置することをおすすめします。


導入コストが安い


防犯カメラはホームセンターなどで購入できるものの他にリースで借りて月額料金を支払うタイプのものなど様々です。

防犯カメラのメリットは、一度設置すればこちらが特に何も動かさなくても24時間店舗を監視することが可能なところです。
そのため、高いお金を払って警備員を雇ったり、従業員が巡回したりする回数を増やすよりも防犯カメラを導入した方がコスパはいいと思います。


万引きの証拠を記録できる


防犯カメラには録画機能が備わっているため犯行の瞬間を映像で記録することができます。

万引きの証拠は犯人を特定するために情報として共有したり、警察に被害届を提出する際の証拠となるなどとても役に立ちます。


現場の状況をリアルタイムで確認できる


防犯カメラの中にはネットワークへ接続することでリアルタイムに映像を確認できるタイプのものもあります。

このタイプの防犯カメラは遠隔地からでも現場の状況が確認できるため、万引きが行われている店舗だけでなく複数のホームセンターを巡回する必要があるエリアマネージャーなどが現場の状況をいち早く掴むための手段として重宝します。


設置場所別おすすめの防犯カメラの種類

ホームセンターなどの店舗に導入する防犯カメラは、設置場所によって種類を変更するとより効果を発揮します。
そこでここでは、設置場所別におすすめの防犯カメラの種類をご紹介します。

・店舗の出入り口や駐車場などの屋外
・レジ回り、死角になりやすい場所
・トイレ周辺
・バックヤード
・バックオフィス



店舗の出入り口や駐車場などの屋外


出入り口や駐車場などの店舗の外に防犯カメラを設置する場合は、雨に晒されたりほこりをかぶったりすることを想定する必要があります。
そのため、防水や防塵機能が付いていて広範囲を映せる屋外専用のカメラを選びましょう。
また、夜間でもきちんと映るように赤外線センサーなどが付いているものを選ぶのをおすすめします。


レジ回り、死角になりやすい場所


強盗被害に巻き込まれたり店員によるお釣りの渡し間違い、レジ金の横領など現金絡みの犯罪が起きやすいレジ回りや、死角となりやすい場所には、鮮明にやり取りや行動が確認できる高画質のカメラの導入がおすすめです。

レジ回りの犯行はつい魔が差して犯罪に手を染めてしまったという人も多いため、レジ回りの目立つ場所にいかにも防犯カメラといったカメラを設置することで犯罪の抑止力となる可能性があるからです。
また、レジ回りに防犯カメラを付けることで、会計の間違いやお釣りのミスについても後で確認することが可能になります。

レジが複数台ある場合は1台ごと設置するのではなく、天井や高い位置に設置するのがおすすめです。その場合は高画質に加えズーム機能があるものやカメラレンズが動くタイプのものを設置すると良いと思います。


トイレ周辺


万引きのやり口として多いのが、トイレでの犯行です。
未会計の商品をカートに入れるなどしてトイレまで持ち込み、パッケージや万引き防止タグをはがして私物に紛れ込ませて持ち帰る手段です。
トイレ付近はプライバシーに配慮して防犯カメラを設置しない店舗が多く、狙われるようです。

もちろんトイレの中にカメラを設置するのはプライバシーの観点からできませんが、出入り口なら問題ないので、設置することをおすすめします。
防犯カメラの形状は、トイレを使用する人に警戒心を与えないようドーム型で防犯カメラ感が少ないものを選ぶといいでしょう。


バックヤード


バッグヤードは従業員による内引きなどの犯罪が起こりやすい場所です。
この場所に防犯カメラを設置する場合は、従業員に威圧感を与えないよういかにも防犯カメラな形状をしているものは避け、ドーム型のものを選ぶといいでしょう。


バックオフィス


店舗に設けられた事務所にはレジ金を保管する金庫が設置されていることが多くあります。
そして事務所には、金庫を始め重要書類などの機密書類やパソコンなどがあるため持ち出されることのないよう防犯カメラを設置しましょう。
こちらも勤務している方に威圧感を与えないよう、ドーム型の防犯カメラがおすすめです。


離れた場所から映像を確認する場合


エリアマネージャーなど複数店舗の責任者を任されている人が店舗ではなく本部などの離れた場所から店舗や駐車場などの様子を確認したい場合は、ネットワークカメラを設置することで確認することが可能です。


対策しても万引きがなくならない!
そんな時は「万引きGメンHI-SAT」におまかせください

今回ご紹介した防犯カメラの設置や防犯ゲート、従業員による声掛けなど様々な万引き防止対策を講じたとしても、それで万引きのすべてを防げるわけではありません。

そこで「今考えうる対策をすべて実施しているのに店舗の万引きが一向になくならない」と頭を悩ませているホームセンター経営者におすすめしたいのが当社の「万引きGメンHI-SAT」というサービスです。

万引きGメンHI-SATでできること


万引きGメンHI-SATのHI-SATとは、「High(高度)Scramble(緊急)Action(展開)Team(部隊)」の略で、別名「万引き大掃除部隊」という意味です。

当社の万引きGメンHI-SATでは、創業50年以上の万引き対策の実績とノウハウにより、常習者による万引き行為の摘発はもちろんのこと

大量窃盗集団
スリ・置き引き
痴漢・盗撮行為
車上荒らし
店内での迷惑行為
内部不正
外国人による犯罪防止


といった店舗におけるあらゆるロス原因となっている迷惑行為や犯罪行為を徹底排除し店舗の利益創出の手助けをおこなっています。

万引き被害をはじめとした店舗での迷惑行為、犯罪行為でお悩みなら、ぜひ業界最強、当社の「万引きGメンHI-SAT」にお任せください。
2023.10.05

店舗管理者必見!セルフレジのセキュリティ強化と万引き対策ガイド

現代の小売業界では、テクノロジーの進化と顧客のニーズに合わせた新たなショッピング方法が求められています。
その中で、セルフレジは注目される新しいアプローチです。お客様による自己支払いが可能になることで待ち時間の短縮やレジ業務の効率化を実現します。
しかし一方で、この便利なシステムを悪用する試みも増加しており、セルフレジにおける万引きは課題となっています。

本記事では、セルフレジを導入している店舗の経営者やマネージャー、そしてセルフレジの利用者に向けてセルフレジでの万引き対策に焦点を当ててお話していきます。
顧客満足度の向上とビジネス成長を両立させるために、セルフレジのセキュリティを強化しましょう。


*目次


セルフレジの利点とリスク

セルフレジは、小売業界における革命的な変化の一環として多くの店舗で導入されています。ここでは、セルフレジの利点と同時にその導入に伴うリスクと課題について説明していきます。

セルフレジの利点


セルフレジは顧客にとって大きな利点を提供します。

まず、待ち時間の短縮が挙げられます。従来のレジではキャッシャーが商品をスキャンして支払いを受けるため、混雑時には待つことがありました。
しかし、セルフレジでは顧客自身が商品をスキャンして支払いを行うため待ち時間が劇的に短縮されます。これにより、顧客はスムーズにショッピングを終えることが出来るようになりました。

さらにセルフレジは顧客の自己主導型のショッピングを可能にし、商品の選択や支払いについてコントロールを持つことができる点でも利点があります。
特に小規模な買い物や急いでいる場合には、迅速な支払いが求められます。
セルフレジはその需要に応える手段として非常に有用です。


セルフレジでの損失とリスクの認識


一方で、セルフレジの導入にはリスクも付随します。
最も顕著なリスクは万引きの増加です。セルフレジを誤って使用したり、悪意を持って商品を正しくスキャンしないことによって損失が発生する可能性があります。
この問題は店舗経営者にとって懸念事項であり慎重な対策が必要です。

また、セルフレジを導入する際にはシステムのトラブルや技術的な問題も発生する可能性があります。これに対処するために適切な技術サポートやトレーニングが不可欠です。


万引き対策の基本原則

セルフレジを導入した店舗において、効果的な万引き対策をおこなうことは極めて重要です。これからセルフレジでの万引きを防ぐための基本的な原則とアプローチについてお話します。

スタッフトレーニングの重要性


セルフレジの万引き対策の第一歩はスタッフのトレーニングです。
スタッフはセキュリティに関する基本的な知識を持ち、不審な行動を識別する能力を養う必要があります。トレーニングプログラムを実施して、スタッフには以下の点を教育したほうが良いでしょう。

・万引きの兆候や一般的な手口の理解
・セルフレジのセキュリティポリシーの遵守
・不審な行動を見逃さないための注意点
・顧客対応時の適切なアプローチ

スタッフがセキュリティに敏感であり適切なトレーニングを受けている場合、万引き対策が効果的に機能します。


セキュリティポリシーの確立


セキュリティポリシーの確立と明確なコミュニケーションは、セルフレジでの万引き対策に不可欠です。ポリシーはスタッフと顧客に対して一貫性のあるルールとガイドラインを提供します。
これには次の要素が含まれます。

・顧客へのセキュリティに関する情報提供
・スタッフへの適切な行動ガイドライン
・不正行為に対する店舗の対応策
・セキュリティポリシーの遵守の重要性の強調

ちなみにポリシーは定期的にレビューされ、最新のリスクに対応するために更新されるべきです。

監視と防犯対策の整備


セルフレジエリアには適切な監視システムを設置し、防犯対策を強化することが不可欠です。
監視カメラは不正行為の証拠を収集し、犯罪の抑止力としても機能します。
セキュリティスタッフやセンサーテクノロジーも導入して不審な活動を即座に検知する体制を整えましょう。


1.カメラ監視とセンサーテクノロジーの活用
セルフレジエリアには高品質の監視カメラを設置し、重要なポイントをカバーしましょう。
これにより不正行為が発生した際には証拠を収集でき、犯罪の抑止力となります。


2.不正な商品スキャンの防止
セルフレジでの不正な商品スキャンを防ぐために次の手段を検討しましょう。

まず、商品スキャン時に重量を検知するセンサーを使用し、正確なスキャンが行われたことを確認します。商品のバーコードを複数の角度からスキャンする必要がある場合、顧客にその必要性を伝えることが大切です。最後に、セルフレジ画面に表示される支払い金額を顧客に再確認させ、誤った支払いを防ぎます。


3.支払い処理の監視と検証
支払い処理の監視と検証はセルフレジのセキュリティにおいて重要な要素です。
不正な支払いが行われないよう支払い処理が正確かつ合法的であることを確認しましょう。
また、支払いの際に現金やカードを使用する際にはセキュリティカメラが取引を記録することが大切です。不正行為の発見と証拠保全に役立ちます。

これらの対策を実施することでセルフレジでの不正行為のリスクを最小限に抑え、安全性を確保できるでしょう。


セルフレジのデザインと配置

セルフレジのデザインと配置は、セキュリティと効率性を向上させるために戦略的に考える必要があります。

セルフレジの配置戦略


セルフレジの配置は顧客の動線と商品陳列との調和が重要です。
エリア全体に適切な間隔を設け顧客同士が干渉しないようにしましょう。
また、セルフレジの周りには商品陳列棚を配置し、顧客が必要な商品を手に取りやすくすることで売り上げを増加させることができます。

さらに、セルフレジを店舗の出口に近づけることで顧客の滞在時間を最小限に抑え、スムーズな出店を促進します。
しかし、セキュリティカメラやスタッフの視野範囲にも注意を払いましょう。


商品ディスプレイとセキュリティの調和


セルフレジエリアの商品ディスプレイはセキュリティ対策と調和させる必要があります。
高額商品や盗難しやすい商品はセキュリティタグを取り付けるか直接セルフレジに配置せず、スタッフが監視しやすい位置に配置しましょう。

また、セルフレジエリアには十分な照明を使い、暗い場所を作らないようにします。
暗いエリアは不正行為を引き寄せる要因となります。


キャッシュレジスターの配置と管理


キャッシュレジスターの配置と管理も重要です。
キャッシャーの位置はセキュリティスタッフやカメラ監視の視界に入るように配置し、不正行為の監視を強化します。

また、キャッシャーの操作が適切かつ安全であることを確認し、必要に応じてトレーニングを実施しましょう。


対策方法として「万引きGメン」の導入も効果的!

セルフレジでの万引き対策において、効果的な手段として「万引きGメン」の導入もおすすめ。万引きGメンは顧客の不正行為を監視し、不正な商品スキャンや支払い処理を防ぐために訓練された専門のスタッフです。

導入の利点としては以下のものが挙げられます。


1.不正行為の早期発見
万引きGメンはセルフレジエリアを巡回し、不正行為や不審な行動を迅速に発見します。
これにより不正行為が発生する前に対処できる可能性が高まります。

2.犯罪の抑止力
万引きGメンが常駐していることは、悪意を持つ顧客にとって抑止力となります。
というのも不正行為を計画している者は、Gメンの存在を知っていれば行動を控える可能性が高いのです。


3.スタッフの負担軽減
万引きGメンが監視してくれることで店舗スタッフは日常業務に集中でき、不正行為への対応に迅速に対応するための負担が軽減されます。
これにより、スタッフはより高品質なサービス提供に集中できます。


4.証拠収集
万引きGメンは不正行為を監視し、必要な証拠を収集する役割も果たします。
これは事件解決や法的措置を取る際に重要です。


要するに、万引きGメンの導入はセルフレジでのセキュリティ強化に非常に効果的な手段であり、顧客と店舗の双方にとって安心感を提供します。
店舗の安全性と信頼性を高めるためにも、この対策方法は検討する価値があると言えるでしょう。

最後に、当社の万引きGメンは不正行為を行った者の対応だけでなく、お店の利益を確保するような対策のご提案をしております。
万引き対策についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
2023.09.25

万引きGメンは資格不要で働ける!?向いている人の特徴や働き方、平均給与まで解説

スーパーやデパートなどで一般客に紛れて張り込み万引き犯を捕まえる「万引きGメン」の仕事。それは商品ロスやあらゆる不正行為から店舗を守るために無くてはならない重要な対策です。

実際、“人に見られている”だけでも万引きの発生率はグッと下がるもの。

しかし仕事内容は特殊ですので、必要な資格やスキルが気になるという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、万引きGメンの仕事内容や必要な資格・スキル、そして向いている人の特徴まで解説していきます。

*目次




万引きGメンの仕事内容とは

万引きGメンは、スーパーなどにおいて私服で店内を巡回し万引き犯を捕まえる警備の仕事です。警備業務の区分としては【第一号警備業務の施設警備】に該当し、「保安警備員」「私服保安員」などとも呼ばれています。

警備員の制服を着ていると万引き犯に警戒され犯行現場を目撃できない可能性もあるため、目立たぬよう私服で警備を行っているのが主な特徴です。

具体的な仕事内容としてはスーパーやデパートなどに存在する死角を徘回し、怪しい動きをしている人がいないか、じっくりと監視。
そして怪しい人物を発見したらさり気なく尾行し、未払いの商品をカバンや服の中に忍ばせたまま店を出た段階でその人に声を掛けて補導していきます。

このとき、警察ではないので万引き犯を「逮捕」する事はできません。


万引きGメンの主な活動場所

 万引きGメンの主な活動場所 スーパーマーケット
ホームセンター
百貨店
商業施設の店舗
ドラッグストア
ディスカウントストア
書店 など


これらを主な活動場所として、警備会社へ対策依頼があった際、各店舗へ派遣されます。
勤務中はずっと買い物しているフリをして歩き回っているため、施設の大きさなどは関係なく、どの現場でも体力勝負になります。


未経験でも大丈夫?万引きGメンになるには資格やスキルが必要?

結論、万引きGメンになるために必要な資格やスキルはありません!
18歳以上であれば年齢や性別に関係なく、誰でも万引きGメンとして活躍することができます。

一番重要なポイントは“一般のお客様に紛れること”ですので、学生や主婦、ご年配の方まで幅広く活躍されているのです。

また、基本的には会社が行う研修で知識を学びますが、「私服保安員協会検定」という万引きGメンとしての知識や技術を証明する検定もあるので、キャリアアップを目指している方は取得をおすすめします。


万引きGメンに向いている人の特徴

先ほど、万引きGメンになるために必要な資格やスキルは無いとお話しましたが、万引き現場では犯人を捕まえなければならないので体力や精神力が必要だったりと、人によって向き不向きがあります。

以下、万引きGメンに向いている人の主な特徴をあげていくので、ぜひ参考にしてみてください。

 万引きGメンに向いている人の特徴 人のためになる仕事がしたい方
正義感が強い方
洞察力が優れている方
判断力が優れている方
人間観察が好きな方
視力が良い方(メガネ・コンタクト等の矯正もOK)
体力、精神力に自信がある方


万引きGメンは、万引き犯に気づかれないように一般客のフリをして店内を監視しながら歩き回るため、体力はもちろん、とても神経を使う仕事です。

また細かいことに気付ける鋭い洞察力や、とっさに犯人を見極める判断力も必要になります。

そして、仕事中は他者との会話はほとんどなく一人。その為、一人でも「万引き犯を捕まえるぞ!」と真面目に取り組んでいける正義感のある方にも向いているといえます。


万引きGメンの働き方や平均給与

万引きGメンは警備会社に所属後、依頼された店舗へ派遣されるのが一般的です。

雇用形態としては【アルバイト・パート】【契約社員】【正社員】と3つのタイプに分かれ、正社員としてフルタイムでガッツリ活躍する方もいれば、学業や家庭を優先し短時間で活躍する方などさまざまなタイプの働き方がありますが、万引きGメンの仕事はアルバイト・パートや契約社員の雇用が多い傾向にあります。

給与は【時給:1,000円~1,500円】、【月給:15万円~20万円】が相場で、万引きGメンとしてのキャリアを積めば能力に応じて昇給されたり、依頼先から指名されるようになれば指名料としてプラスされることもあります。


【誤認確保に注意!】万引きGメンが歩合制でない理由


万引きGメンは通常、出来高や能率などに関係なく、時給や月給といった「固定給制」を採用しています。

一見、万引き犯を捕まえた分給与に反映される「歩合制」の方が働き方として釣り合うのでは?と考える方もいるかもしれません。
しかし、歩合制にすることでムキになって犯人を捕まえようとする者が出たりと、冤罪が起こりやすくなってしまうのです。

無実なのに万引き犯を疑われれば、「こんな店二度と来るか!」と顧客を失い兼ねず、さらに名誉毀損や人権侵害などで逆に訴えられる可能性も出てくるのです。

そういった警備会社側のリスクを考慮し、捕まえた人数ではなく時間で給与を決めているのです。


適性にマッチすれば、資格不要で誰でも万引きGメンとして活躍できる!

万引きGメンの仕事には特別な資格やスキルは必要なく、体力と精神力があれば、誰でも活躍することができます。

“一般客に紛れて私服でひたすら店内を歩き回る”という地味な仕事ではありますが、万引き犯を捕まえれば店舗だけでなく、社会にも大きく貢献できる、とてもやり甲斐のある仕事です。

またアルバイト・パートなどの充実で自由度の高い働き方ができることも魅力ですので、興味がある方は、ぜひ正義のヒーロー!万引きGメンの仕事にチャレンジしてみてください。
2023.09.16

ホームセンターの万引き対策!万引き犯に狙われやすい理由とは?

万引きは、多くの小売業を苦しめる大きな悩みの種となっています。
ホームセンターも例外ではありません。

ホームセンターは広大な売り場面積で、高額商品も多く取り扱うので、通常の小売店と比較すると、被害額が増えやすく、また万引きの防止が難しい状況にあります。件数が増えれば店舗にとって甚大な被害になり、最悪の場合、万引きが原因で廃業に追い込まれるケースも…。

防犯カメラと防犯ゲートなどを導入しているにもかかわらず万引きが減らないと、相談を受けることも少なくありません。

本記事では、ホームセンターが万引き犯に狙われやすい理由や、効果的な万引き対策について解説いたします。なかなか無くならない万引き被害に頭を悩ませている店舗運営者は、ぜひ最後まで読んでみてください。

*目次



ホームセンターで万引きが起きやすい理由

広大な売り場面積を持つホームセンターは、その特性から万引き被害が発生しやすい業種の一つです。日用品から工具まで商品が多岐にわたり、陳列棚も高いため、どうしても死角や監視が及びにくい場所が多くなります。これが、万引き犯にとって都合の良い状況を生み出し、万引き行為がしやすくなる要因となります。

さらに店舗が大型化すれば、従業員一人当たりの守備範囲も増え、注意が散漫になりやすくなり、万引き発生のリスクが高まるでしょう。


高額商品は組織的犯罪の標的にもなりやすい

ホームセンターには車で来店される方が多く、大量の商品や大型商品を大胆に持ち帰られることも珍しくありません。

また、これまで万引きといえば個人による刹那的な犯行が中心でしたが、近年では、換金性の高い商品を狙う集団による計画的な万引きが増えており、社会問題となっています。中には国際的な窃盗グループが関わっているケースも…。

こういった窃盗グループは、基本的にオークションサイトや独自の販売ルートで商品を転売することを目的として、万引きを行います。そのため、人気の高い商品やオークションで高値がつきやすい商品を狙って、一度に大量に盗み出すのが特徴です。

ホームセンターでは、このように換金性が高いとされる商品、特に電動工具を取り扱っているため、窃盗グループに狙われやすい傾向があります。こういった事情も、ホームセンターでの万引き被害額の増加に影響していると言えるでしょう。


ホームセンターの万引き対策

例えば、すべての商品に防犯タグなどを取り付けることで、万引き被害は減るかもしれません。しかし、広大な売場面積で様々な商品が並ぶホームセンターでは、すべての商品に防犯対策を行うのは、人的コスト、時間的コストが大きく難しいと言えるでしょう。

さらに、ネット上には防犯タグの様々な取り外し方が出回っており、万引き犯に取り外されてしまう可能性もあります。組織的な窃盗グループに狙われた場合は、万引き防止ゲートや防犯タグといった万引き対策が通用しないケースも珍しくありません。

では、ホームセンターの万引き対策として、他にどんな取り組みができるでしょうか。

① 店舗スタッフによる声かけ
② POPやポスターの設置
③ 店内放送


店舗スタッフによる声かけ


万引きを断念する理由に一番多いのが「店員からの声かけ」です。
そのため、店舗スタッフの接客態度の見直しは、万引きの予防に非常に重要といえます。

来店客には「いらっしゃいませ」「何かお探しでしょうか」などと、相手の顏を見て積極的にあいさつをしましょう。

そうすることで、万引き犯に「見られている」という意識を植え付けることができ、万引き行為の抑制効果が期待できます。

POPやポスターの設置


「万引きは犯罪です」「監視カメラ作動中」「私服警備員巡回中」など、万引き防止について書かれたPOPやポスターを掲示して、万引き対策を強化していることを示す取り組みにも抑止力があります。

店舗内外の目につきやすい場所や、死角になりやすい場所、万引き被害の多い商品コーナーなどに設置すると効果的です。

ただし、ポスターが剥がれたり汚れたりしている状態を放置すると、防犯意識が低いと判断され、逆効果になってしまう可能性があるため、常にポスターやPOPの状態を確認しましょう。

万引き防止広報用ポスターやPOPは、警視庁のホームページから無料でダウンロードすることができるので、ぜひご活用ください。


店内放送


店内放送を活用して、万引き対策を積極的に実施している店舗であることをアピールしましょう。

「当店では、お客様にお買い物を楽しんでいただくために、従業員がお客様にお声をおかけするサービスを行っております。ご用の際は、お近くの従業員にお声かけください。」

「お客様に安心してお買い物をお楽しみいただくために、警備員(従業員)が店内を巡回しております。ご不明な点などは、お気軽にお声かけください。」


定期的にこのような店内放送を行うことで、店舗スタッフの声かけやポスター・POPと合わせて万引き対策への姿勢をアピールすることが可能です。同時に、万引き行為を目撃したお客様からの報告を促進できる効果も期待されます。


ホームセンターも万引きGメンによる万引き対策は有効!

近年では、セルフレジの導入やエコバッグの普及など、時代とともに販売方法も変化しています。こうした変化に伴い、万引きの手法も多様化しており、店舗スタッフだけでは万引きを防ぐことが難しいケースも少なくありません。

自店で対応が難しい場合は、万引きGメン(保安警備員)を常駐させるのも万引き対策として高い効果が期待できます。

万引きGメンは、一般客に紛れて私服で店内を巡回し、万引きを見つけ出すのが主な仕事です。万引きが発生した際には、犯人へ声を掛けて、店舗や警察に引き渡します。

当社は、創業50年以上にわたる万引き対策の実績を持ち、これまでに培ってきた技術やノウハウを活かして、万引きロスだけでなく、お店の利益を確保するような対策を行っています。


大量窃盗集団
スリ・置き引き
常習犯による万引き行為
痴漢・盗撮行為
車上荒らし
店内での迷惑行為
内部不正
外国人による犯罪防止


といったお悩みを、業界最強部隊の万引きGメン「HI-SAT」が解決いたします。
どんなことでもご相談ください。


万引きをさせない環境づくりを目指そう

万引きは、小売店にとって無視できない問題です。
経営に大きな被害をもたらす前にしっかりと対策し、「万引きさせない環境づくり」を心がけることが重要です。
まずは、積極的な挨拶・声かけや万引き防止ポスター・POPの設置、店内放送など、取り組みやすい対策から始めてみてはいかがでしょうか。
2023.09.10

スーパーの万引き防止策5選!巧妙化し続ける手口に負けない対策をしよう

セルフレジの導入やレジ袋有料化によるマイバック持参の普及により万引きの手口も多様化しています。とくに物価高の影響を受けやすいスーパーは従来の万引き対策が通用しないケースが増えてきました。

世の中が便利になる一方で万引き犯にとって有利な環境になっていることは間違いありません。年々巧妙化し続ける万引き手口に負けないためには、スーパー側も万引き対策を強化させていくことが大切です。

そこで本記事では、効果的なスーパーの万引き防止策についてロス対策専門会社が解説いたします。

*目次


万引きが起きやすいスーパーの特徴

まずは自分のお店が下記の万引きされやすい特徴に当てはまるのか確認してみてください。
当てはまる場合は万引きが起きやすいので注意しましょう。

① 従業員の数が少ない
② 店内に死角が多い
③ 商品の陳列が乱雑
④ レジかごの管理が適当


従業員の数が少ない


従業員の数が少なくレジ打ちや品出し、在庫管理で手一杯だと店内への目が届きにくく万引き犯に狙われやすくなります。
また、土日祝など忙しい時も監視の目が少ないことを利用され万引き率が高くなります。
店舗規模に適した従業員の配置を心がけましょう。


店内に死角が多い


防犯カメラを設置しているからと油断は禁物。
たとえ防犯カメラを設置していても防犯カメラの真下や防犯カメラに近すぎる場所など意外と店内には死角があり、死角まで商品を運んでカバンに入れるという手口で狙われます。
また、その行為がカメラに撮影されていないと証拠映像として残すことができません。
今一度、防犯カメラの位置と死角を確認してみましょう。


商品の陳列が乱雑


商品が乱雑状態だと万引き犯に「防犯意識が低い」という印象を与えてしまいます。
さらに、在庫管理もしにくく一つ万引きされたとしても気がつかず万引きの発見が遅れてしまう可能性があります。

本来あるべき場所とは違う場所に陳列された商品も万引きの誘発原因になってしまうので見つけ次第すぐに元の場所へ戻すように心がけましょう。


レジかごの管理が適当


レジ袋の有料化をきっかけに商品をカゴごと持ち帰るいわゆる「かごパク(かごをパクる)」という万引き手口が増えました。
かごパクは2020年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉で社会問題化しており、月に100個以上万引きされるスーパーもあるほど深刻な被害になっています。
万引き対策は商品にだけ目が行きがちですが店内の備品ごと狙っている万引き犯もいるため注意深く監視しましょう。


巧妙な手口にも屈しない!スーパーの万引き防止策5選

万引き防止策は被害を抑えることはもちろん、被害が少なくなれば損失を減らすことができ経営安定化という面でも重要な役割を果たします。

ここで巧妙な手口にも負けない万引き防止策を5つ紹介します。
しっかり対策をして「万引きを許さない」という姿勢を見せていきましょう。

① 防犯ゲートの設置
② 従業員による声がけ
③ 万引き防止ポスター・POPの作成
④ 店内レイアウトの見直し
⑤ 万引きGメンを導入する


スーパーの万引き防止策①:防犯ゲートの設置


防犯ゲートとは、レジを通していない商品を持ったままゲートを出ると警報のブザーが鳴る検知器です。大きな音がなりランプも光るので店員に確認されるリスクが高く万引きしようとする意欲を低下させる効果があります。

また、出入り口に設置しておけば「このスーパーは防犯対策がしっかりしている」と防犯意識の高さを示すことができます。

商品一つひとつに専用のタグを付ける手間や設置に高い費用がかかりますが、セルフレジでの万引きや、先ほど紹介した「かごパク」など新しい手法の万引き防止にも繋がるのでおすすめです。


スーパーの万引き防止策②:従業員による声がけ


従業員が定期的に店内を周り「いらっしゃいませ」「ご利用くださいませ」「お探しのものがありましたらお気軽にお声がけください」など声がけを積極的に行うことで、「誰かに見られている」という状況をつくることができ、万引き犯の犯行意欲低下に繋げることが期待できるのです。

万引き犯の多くは他人の目を気にしながら商品を見ている、店内を何往復もしている、口の開いたマイバッグを持っているという特徴があります。
そんな挙動不審な人を見かけたら「いらっしゃいませ」と自然に接してみたり、専用カゴを手渡しするなどして声をかけてみてください。

繁忙期や人手不足で店舗巡回が難しい場合は「当店は万引き防止策をしている」という旨のアナウンスを流してみましょう。

また、セルフレジを導入しているスーパーはレジ付近に常に従業員を配置しておいて会計後にレシートの提示を求めるという流れを取り入れると未清算の万引きを防ぐことに繋がります。


スーパーの万引き防止策③:万引き防止ポスター・POPの作成


ポスターやPOPを使って防犯カメラや店内巡回など万引き対策を強化している旨を知らせることも抑止力があります。
「万引きを見つけたら然るべき対応をする」「必ず通報する」など明記しておきましょう。

さらに「怪しい行動を見かけた際や未清算の商品をトイレに持ち込んだ場合には従業員が声がけします」と記載しておくと、声がけによるトラブル防止にも役立ちます。

剥がれかかっているポスターを放置していると防犯意識が低いと判断され逆効果となる恐れがあるため、掲示状態は常に確認しておきましょう。

また、警視庁のホームページには万引き防止広報用ポスターやPOPがあり無料でダウンロードできるのでこちらを活用するのもおすすめです。


スーパーの万引き対策④:店内レイアウトの見直し


店内に死角が多いと万引きの機会を増やしてしまいます。
店内は見通しの良いレイアウトになるよう陳列棚の配置場所を変えたり、棚の高さを調整するなど死角を減らすように工夫してみましょう。
どうしても死角ができてしまう場合は防犯カメラを追加、または防犯ミラーを設置してみてください。

万引きの対象になりやすい小さな商品はレジ近くに置くだけでも効果的です。


スーパーの万引き対策⑤:万引きGメンを導入する


店舗に常駐して警備を行う万引きGメン。
万引きGメンは一般の買い物客に溶け込むような私服で万引きしている人がいないか店舗を監視したり、万引きが発生した際には犯人に声がけをして警察に引き渡しをします。

その道のプロとして万引きの手口を熟知しているため、常駐させることで万引きの早期発見に繋がります。
巧妙な手口にも対応しているので高い防犯性を期待することができるでしょう。

当社が展開している万引きGメンHI-SATは創業50年以上、常習犯を年間300件以上暴いてきた実績をいかして徹底した摘発を行います。【打合せ➡プランニング➡実地➡分析・報告・提案】を繰り返し行うことであらゆるロスを追求。

万引き以外にも店内での迷惑行為や車上荒らし、内部不正など内・外部の隠されているロス、隠しているロスを見える化し問題解決へと導きます。
「対策を続けているのに一向に被害が減らない」と悩みを抱えている人は是非当社へご相談ください。


万引きは立派な犯罪!被害が大きくなる前にできる防止策から始めてみよう

「万引き倒産」という言葉あるように万引きによる損失総額は決して小さなものではありません。店舗の利益を大きく奪うもので立派な犯罪行為です。

時代の変化とともに万引きの様相も変わり、これまで以上に犯人を捕まえることが難しくなっていますが、まずは万引きの誘発要因を防いで自分のお店が大きな被害に遭わないよう取り組みやすい対策から始めてみてください。

万引き犯は1度成功すると同じ店で何度も繰り返すという特徴があり常習犯は様々な巧妙な手口を使ってしつこく万引きをします。

万引きはなかなか根絶できない犯罪のひとつですが、対策を講じたうえでスーパー側が「万引きは絶対に許さない」という泰然たる態度を示していきましょう。
2020.01.16

第五回 【ロス対策レポート】~「接客サポートカメラとして運用する防犯カメラの絶大な効果あれこれ」~

防犯カメラとして運用することを性悪説対応とするならば、接客サポートカメラは性善説対応と言い換えることができる。前者は灰色で暗いイメージを抱くが、後者は明るく何か希望の持てそうな、そんなイメージを抱くのは私だけではないだろう。

「ロス対策」と言うと、それは前者のイメージを持つ者も多く同時に被害者意識をも合わせ持ってしまう。これでは声高に叫んでも一向に効果は上がらない。つまり、全従業員の意識をいかに被害者意識ではなく、後者の意識へどう導くかである。意識が変われば全てが変わるのである。欠くことのできない事柄が三つある。
1、店舗リーダーが褒め上手になることである。
2、管理システムは性悪説できちんと構築すること。
3、接客サポートカメラの情報判断に客観性を持たせること。
すると全従業員が「使われている」という被害者意識から「自分の店」と意識が変化する。これが全ての始まりなのである。

次回の万引きロス対策は、「意識を変えた具体事例」で、
を予定しております。

株式会社エスピーユニオン・ジャパン
代表取締役 望月 守男