2024.07.25
大型店舗駐車場での車上荒らしを防ぐ方法は?狙われやすい時間帯や犯行の手口についても徹底解説

ショッピングモールなどの大型店舗の駐車場では車上荒らしが起きやすく、店舗ロスの一つとして問題になっています。
車上荒らしが頻発していることが周りに明らかになると、店舗に対する信頼性が薄れ、顧客が減少し売り上げの低迷につながりかねません。
そこで今回は、大型店舗での車上荒らしを防ぐ方法について、狙われやすい時間帯や犯行の手口にも触れながら解説していきます。
そのため、犯人が作業スペースを広く取れることから、狙われやすい傾向にあります。
そのため駐車場の入れ替わりが少なく、周りにバレずに余裕をもって犯行に及びやすい場所ということもあり、狙われやすくなっています。
(出典:日本損害保険協会「第24回自動車盗難事故実態調査」)
しかしショッピングモールなどの大型店舗の駐車場は一度に停められる台数が多く隙が多いため、他の車を隠れ蓑に白昼堂々と行われるケースも少なくありません。
実際、2番目に多かった時間帯は9時~17時で27.23%となっていました。
車上荒らしを対策する上で犯行手口は知っておいた方がいいことの一つですので、どんな手口があるか覚えておきましょう。
現在、車上荒らしでは以下の2種類の方法が主流です。
昔から行われているもっともオーソドックスな方法ですが、今でもよくおこなわれています。
窓ガラスを割ると音が大きいから周りは気づくのでは?と思われるかもしれませんが、窓ガラスの中でも三角ガラスを割る手法は、大きな音が出ないのに加え、割れても目立たないので注意が必要です。
窓ガラスさえ割ってしまえばドアの鍵を開けるのは簡単なので、車上荒らしの手段としてよく用いられています。
また、車上荒らしの犯人の中には車の鍵がなくてもエンジンをかける方法を知っている者も少なくありません。
そのため、窓ガラスを割って車内に侵入した後、車ごと盗んで一目のつかない場所で犯行に及ぶケースもあるので注意しましょう。
最近の車の鍵にはほぼすべてにスマートキー機能が搭載されていて、少し離れた場所でもロックを解除できるようになっていますよね。
この機能をまさに悪用したのがリレーアタック法です。
リレーアタック法は複数人で、以下の方法によりおこなわれます。
そして一番恐ろしいのが、スマートキーのセキュリティシステムそのものが無効にしてしまうため、車丸ごと盗難にあう可能性が高くなっているところです。
また最近は、スマートキーも使用しないCANインベータ―というモバイルバッテリー型の小型機器で制御用のコンピューターであるCANに侵入して犯行をおこなう新しい手口も出てきているので、さらに警戒が必要とされるでしょう。
大型店舗では立体駐車場などいくつかのフロアに分かれている場合があるので、各フロアに設置することで車上荒らしのトラブルを減らすことが可能です。
なぜなら防犯カメラは犯罪を未然に防ぐためにあえてわかりやすい場所に設置されているため、死角を狙って車上荒らしが行われるケースが少なくないから。
監視カメラは監視を目的として設置されているため、防犯カメラと逆に人目に付きにくい場所に設置されるケースがほとんど。
そのため防犯カメラとセットで設置すれば、防犯カメラで犯人の目を油断させておき犯罪の瞬間を記録することも可能です。
また、映像を拡大しても画素数が低下せず鮮明な映像を確認できる高額ズーム機能や、夜間の映像が鮮明に見られる夜間撮影機能などがついているタイプのカメラならなおいいでしょう。
今までは犯行が起こっても、防犯カメラでは事後に確認することしかできませんでした、リアルタイムで解析できるので、車上荒らしを未然に防ぐことが可能。
画像解析機能付きのカメラは、犯行を見逃しやすいリレーアタック法の車上荒らしにも対応できるので、導入して損はないでしょう。
最近は手口も巧妙になってきており、車内の物を奪うだけでなく車自体を盗難する犯行も多発しています。
車上荒らしが横行していることが顧客の間で噂になると、利用する顧客が減少し売り上げの低迷につながるおそれになるため早急に対策を実施すべきです。
店舗経営者は車上荒らしの被害を減らすためにも、防犯カメラと監視カメラを両方設置して犯罪を未然に防ぎ、犯行を実施するのが難しいことを周りに認知させる必要があります。
当社エスピーユニオン・ジャパンでは、創業58年で培ったノウハウを駆使し、車上荒らしをはじめとしたロス原因の実態を突き止め・改善するためのご提案と対策をおこなっておりますので、ぜひご相談ください。
車上荒らしが頻発していることが周りに明らかになると、店舗に対する信頼性が薄れ、顧客が減少し売り上げの低迷につながりかねません。
そこで今回は、大型店舗での車上荒らしを防ぐ方法について、狙われやすい時間帯や犯行の手口にも触れながら解説していきます。
*目次
1.車上荒らしに大型店舗の駐車場が狙われやすい理由
2.店舗の駐車場が車上荒らしで狙われやすい時間帯は?
3.車上荒らしの犯行手口を解説
4.大型店舗が駐車場での車上荒らしを防ぐ方法
5.大型店舗駐車場は車上荒らしの被害に逢いやすい!防犯カメラ・監視カメラの設置で犯罪を未然に防ぐ
2.店舗の駐車場が車上荒らしで狙われやすい時間帯は?
3.車上荒らしの犯行手口を解説
4.大型店舗が駐車場での車上荒らしを防ぐ方法
5.大型店舗駐車場は車上荒らしの被害に逢いやすい!防犯カメラ・監視カメラの設置で犯罪を未然に防ぐ
車上荒らしに大型店舗の駐車場が狙われやすい理由
車上荒らしに大型店舗の駐車場が狙われやすい理由として、以下の2つが挙げられます。・駐車スペースが広いので作業しやすい
・長時間滞在する客が多いためバレにくい
それぞれ解説していきます。・長時間滞在する客が多いためバレにくい
駐車スペースが広いので作業しやすい
大型店舗の駐車場は、隣との間隔を広く設計して作られていることが多いです。そのため、犯人が作業スペースを広く取れることから、狙われやすい傾向にあります。
長時間滞在する客が多いためバレにくい
ショッピングモールなどの大型店舗には、ファッションや雑貨、レストラン、食品売り場などさまざまなお店が入っているため、1回の滞在時間が長くなる傾向があります。そのため駐車場の入れ替わりが少なく、周りにバレずに余裕をもって犯行に及びやすい場所ということもあり、狙われやすくなっています。
店舗の駐車場が車上荒らしで狙われやすい時間帯は?
車上荒らしで狙われやすい時間帯は、一般的に22時~翌9時の深夜から朝にかけての時間帯が56.9%と、一番発生件数が多くなっています。(出典:日本損害保険協会「第24回自動車盗難事故実態調査」)
しかしショッピングモールなどの大型店舗の駐車場は一度に停められる台数が多く隙が多いため、他の車を隠れ蓑に白昼堂々と行われるケースも少なくありません。
実際、2番目に多かった時間帯は9時~17時で27.23%となっていました。
車上荒らしの犯行手口を解説
車上荒らしでよく使われる犯行手口を解説します。車上荒らしを対策する上で犯行手口は知っておいた方がいいことの一つですので、どんな手口があるか覚えておきましょう。
現在、車上荒らしでは以下の2種類の方法が主流です。
・窓ガラスを割って侵入
・リレーアタック法
それぞれ解説していきます。・リレーアタック法
窓ガラスを割って侵入
まずご紹介するのは、窓ガラスを割って車内に侵入する手口。昔から行われているもっともオーソドックスな方法ですが、今でもよくおこなわれています。
窓ガラスを割ると音が大きいから周りは気づくのでは?と思われるかもしれませんが、窓ガラスの中でも三角ガラスを割る手法は、大きな音が出ないのに加え、割れても目立たないので注意が必要です。
窓ガラスさえ割ってしまえばドアの鍵を開けるのは簡単なので、車上荒らしの手段としてよく用いられています。
また、車上荒らしの犯人の中には車の鍵がなくてもエンジンをかける方法を知っている者も少なくありません。
そのため、窓ガラスを割って車内に侵入した後、車ごと盗んで一目のつかない場所で犯行に及ぶケースもあるので注意しましょう。
リレーアタック法
近年は新しい車上荒らしの手法として、リレーアタック法を使用する犯人も増えてきました。最近の車の鍵にはほぼすべてにスマートキー機能が搭載されていて、少し離れた場所でもロックを解除できるようになっていますよね。
この機能をまさに悪用したのがリレーアタック法です。
リレーアタック法は複数人で、以下の方法によりおこなわれます。
ターゲットを決め、1人がターゲットの車の運転手のスマートキーに近づく
別の1人が受信用の装置で電波を受け取り、増幅させて周りの仲間に送信
増幅させた電波を使用してターゲットの車に近づく
増幅した電波で車の鍵を解除し、犯行をおこなう
リレーアタック法の恐ろしいところは窓ガラスを破壊しないので、被害者が被害に気付くのが遅れるのがまず一つ。別の1人が受信用の装置で電波を受け取り、増幅させて周りの仲間に送信
増幅させた電波を使用してターゲットの車に近づく
増幅した電波で車の鍵を解除し、犯行をおこなう
そして一番恐ろしいのが、スマートキーのセキュリティシステムそのものが無効にしてしまうため、車丸ごと盗難にあう可能性が高くなっているところです。
また最近は、スマートキーも使用しないCANインベータ―というモバイルバッテリー型の小型機器で制御用のコンピューターであるCANに侵入して犯行をおこなう新しい手口も出てきているので、さらに警戒が必要とされるでしょう。
大型店舗が駐車場での車上荒らしを防ぐ方法
ショッピングモールなどの大型店舗が駐車場の車上荒らしを防ぐ方法として最適なのが、防犯カメラ・監視カメラの設置です。大型店舗では立体駐車場などいくつかのフロアに分かれている場合があるので、各フロアに設置することで車上荒らしのトラブルを減らすことが可能です。
防犯カメラ・監視カメラはどちらも設置すると犯罪抑止力が上がる
よく防犯カメラのみを設置している駐車場がありますが、防犯カメラだけでは不十分です。なぜなら防犯カメラは犯罪を未然に防ぐためにあえてわかりやすい場所に設置されているため、死角を狙って車上荒らしが行われるケースが少なくないから。
監視カメラは監視を目的として設置されているため、防犯カメラと逆に人目に付きにくい場所に設置されるケースがほとんど。
そのため防犯カメラとセットで設置すれば、防犯カメラで犯人の目を油断させておき犯罪の瞬間を記録することも可能です。
監視カメラは高画質タイプの設置がおすすめ
監視カメラにはさまざまな種類がありますが、223万画素以上の高画質タイプのものが見やすいのでおすすめです。また、映像を拡大しても画素数が低下せず鮮明な映像を確認できる高額ズーム機能や、夜間の映像が鮮明に見られる夜間撮影機能などがついているタイプのカメラならなおいいでしょう。
不審者を事前に察知して通報できる画像解析機能付きカメラもおすすめ
防犯カメラの中には、駐車場内をうろつく人物をリアルタイムで感知しAIが画像を分析、不審者を通報する機能が付いているタイプもあります。今までは犯行が起こっても、防犯カメラでは事後に確認することしかできませんでした、リアルタイムで解析できるので、車上荒らしを未然に防ぐことが可能。
画像解析機能付きのカメラは、犯行を見逃しやすいリレーアタック法の車上荒らしにも対応できるので、導入して損はないでしょう。
大型店舗駐車場は車上荒らしの被害に遭いやすい!防犯カメラ・監視カメラの設置で犯罪を未然に防ぐ
今日ご紹介してきたように、ショッピングモールなどの大型店舗は客の滞在時間が長く、隙ができやすいことから、車上荒らしの被害に逢いやすい場所。最近は手口も巧妙になってきており、車内の物を奪うだけでなく車自体を盗難する犯行も多発しています。
車上荒らしが横行していることが顧客の間で噂になると、利用する顧客が減少し売り上げの低迷につながるおそれになるため早急に対策を実施すべきです。
店舗経営者は車上荒らしの被害を減らすためにも、防犯カメラと監視カメラを両方設置して犯罪を未然に防ぎ、犯行を実施するのが難しいことを周りに認知させる必要があります。
当社エスピーユニオン・ジャパンでは、創業58年で培ったノウハウを駆使し、車上荒らしをはじめとしたロス原因の実態を突き止め・改善するためのご提案と対策をおこなっておりますので、ぜひご相談ください。